【栗東鬼調教】2歳馬離れした動きと時計
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どうも、栗東の調教担当・松崎だ。
函館記念4着のあと一息入れたサヴォーナ(中竹・牡)は、横山武騎手との新コンビで産経賞オールカマー(9/22・中山)へ向かうことが決まった。
水曜の坂路で4F:52.7-38.3-24.7-12.2秒をマークするなど、ここまで順調に調整が進んでいるようで、8度目の挑戦で念願の重賞初タイトル制覇を狙う。
【注目の新馬戦】リバティアイランドの半妹がデビュー
昨年の牝馬3冠に輝いたリバティアイランドの半妹マディソンガール(中内田・牝)が、来週日曜の中京5R(芝2000m)で初陣を迎える。
水曜ののCWコースで3頭併せを行い、川田騎手を背に6F:81.5-67.4-52.4-37.0-22.8-11.4秒を計時した。
福永助手は「調教は動けていますが、ワガママで精神面に幼さを残します。その辺りがレースに行ってどう出るかですね」と慎重な口ぶりだが、血統背景を含めてどんなレースをするのか非常に楽しみだ。
【栗東鬼調教】では、栗東トレーニングセンターの調教コースの中でも、メインとなる坂路、CWコースのそれぞれから1頭ずつ注目馬をピックアップ。
今後も、より配当妙味を追求し
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と言われるような情報をより多くお届けできるよう、情報収集に努めていくつもりだ。
【今週のCWコースNo.1】転換期は2走前!馬にやる気が満ちてきた!
9月7日(土)中京9R 浜名湖特別
ヤマニンループ(牡5)
M.デムーロ騎手・松永幹夫厩舎
9/4 栗東CW 良 助手
[6F]82.9-67.2-52.3-37.5-23.3-11.5 馬なり
- チェックポイント
- ・中3週で坂路への登板回数は12
- ・馬なりでラスト1F:11.5秒
今週のCWコースNo.1は、中間の動きを見る限り“状態は高値安定”であることがよく分かるヤマニンループ。
1勝クラスへ昇級後は、しばらく足踏みが続いたが、転換期となったのが4か月半ぶりだった2走前。
CWでの最終追い切りで6F:79.2-64.5-50.9-36.8-23.0-11.2秒の好時計を叩き出して4着に入ると、中2週でもしっかりと負荷をかけた前走は勝ち馬とコンマ1秒差の2着だった。
中3週の今回は、坂路への登板回数は12を数え、CWでの最終追い切りも全体時計は速く、馬なりでラスト1F:11.5秒をマーク。調整に一切抜かりはない。好走した前走と同じ舞台でクラス卒業が見えてきた。
【今週の坂路No.1】2歳馬離れした動きと時計
9月7日(土)中京4R 2歳新馬
アメリカンステージ(牡2)
坂井瑠星騎手・矢作芳人厩舎
9/4 栗東坂路 良 助手
[4F]52.0-37.0-24.1-11.9 強め
- チェックポイント
- ・2週続けて好時計
- ・1週前は格上に楽に先着
今週の坂路No.1は、2週続けて好時計をマークしたアメリカンステージ。
最終追い切りで計時した4F:52.0-11.9秒も素晴らしいが、坂井瑠騎手が騎乗し、古馬3勝クラスと併せた1週前の4F:51.9-12.0秒も圧巻の動きだった。
2歳馬離れした動きと時計で新馬勝ちが狙える逸材であることは間違いないだろう。
今年の夏の新潟では森秀行調教師が、3月にアメリカのOBSマーチセールで購入した5頭で新馬戦5戦5勝の離れ業をやってのけた。
昨年のキーンランド9月1歳セールで50万ドルの値がついたアメリカンステージはどんな走りを見せてくれるのか。外国産馬の目利きに関して“世界のYAHAGI”も黙っていないはずだ。