【紫苑S2024予想】重賞昇格後の好走馬に明確な傾向が！？騎手サイドの意欲も強い2頭に注目！

久美今週は9月7日(土)に行われる紫苑S(GⅡ)を、征勝先生と一緒に掘り下げていこうと思います！

境征勝重賞に昇格してからは、本番の秋華賞に直結する前哨戦になったことがこのレースの大きなポイントだな！

久美16年の重賞昇格後からはヴィブロス、ディアドラ、スタニングローズの3頭の秋華賞馬が生まれてますね！

境征勝もともとは本番に繋がらないトライアルとして有名だったからな。

重賞になり賞金が増えたこと、2着でも収得賞金を加算できるようになったこと、優先出走権が3着まで広がったことで、強い関西馬がわざわざこっちに使ってくることも多くなっている。

久美そういえば、このレースをステップに秋華賞を勝った3頭は全て関西馬ですね！

翌週にローズSが控えているのに、こちらを選んできた関西馬の勝負気配には常に注意が必要な1戦です。

境征勝とはいえ、今年の桜花賞、オークスは関東馬がワンツー。路線全体では関東馬が中心になりそうな状況ではあるな。

久美その中でも、今回注目の関東馬を挙げるとすれば、どの馬でしょうか？

注目馬1：ボンドガール

境征勝 俺が注目しているのは、ボンドガールだな。

前走は、あのユタカがわざわざ「51キロでも乗りたい」と言ってきたほど気に入ってる馬なんだ。

トレセンに戻って来てからも順調そうだし、待望の2勝目を挙げる可能性も高いと思ってるぞ。

久美セレクトセール2022で2億1000万円(税抜)の高値で藤田晋オーナーが落札した期待馬です。

ダイワメジャー産駒ということもあって1600mを中心に使われて来ましたが、前走は1800mでも上がり最速の末脚でしっかり脚を使いましたね。

境征勝 ああ。秋華賞に向けて賞金は足りてるのにココを使ってきたのも、本番を意識してるからこそだろう。

2000mで走れれば今後の可能性も広がるワケだし、前哨戦でも恥ずかしい競馬はしないんじゃないか。

注目馬2：エラトー

久美私はエラトーに注目しています！

征勝先生も仰っていた通り、関西馬の活躍が目立つようになったのに加えて、重賞昇格後はノーザンFが積極的にいい馬を回して来るようになったんですよね。

境征勝確かに。さっき上がった関西馬3頭も全部ノーザンFの生産だったな。

久美そうなんです！重賞昇格後は8年中7年でノーザンF生産馬が【7.3.3.33】という好成績を残してます。

秋華賞まで中4週というレース間隔が、外厩で仕上げるノーザンF勢にとっては好都合に働くことも参戦が増えた理由だと思っています。

境征勝それで、エラトーについてはどうなんだ？

久美そうでしたね(笑)。この馬、前走は横山和生騎手が「減量して頑張って乗る」と志願したほど、能力を買ってる馬なんです！

函館で2勝クラスを勝って、関西から紫苑Sを目標に調整されてきたということは、ノーザンFサイドの期待も大きい1頭なんだと思います。

境征勝実は、和生は去年1度も52キロに乗ってない。普段は53キロまでみたいだからな。それだけ手放したくない1頭なのは確かだと思うぞ。

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元ＪＲＡ調教師

境征勝

当社初代最高顧問境勝太郎を父に持ち、親子二代で築き上げて来た人脈は間違いなく競馬界トップクラス。「勝太郎先生だけでなく征勝先生もいるのなら」と協力を申し出る関係者は多く、現役関係者から助言を仰がれている存在。

紅一点の牧場情報筋

情報ルートNo.93・久美

チームスタリオンの紅一点。誰もが名を知る現役の馬主と太い繋がりを持ち、生産者グループの内情にも深く精通している。

競馬関係者たちに広く顔が知られており「久美ちゃんだから話すけど……」と、思わず“本音”を漏らすことも珍しくなく、その情報収集力を買われてチームスタリオンに加入することとなった。