【栗東鬼調教】得意の小倉に向けて万全の仕上がり
local_offer競馬HOTLINE

どうも、栗東の調教担当・松崎だ。
モズアスコット産駒・ブルーレース(宮本・牝)のきょうだいは、現3勝クラスのリチャを筆頭にダートでの活躍馬が多いが、こちらは芝に対応できる柔軟さがある。ここまで坂路重点で追い切りを行い、やる毎に動きは良化。
「素直な性格で前向きです。ジョッキーにはレースまでに1度稽古で感触を確かめてもらうつもりです」と川合助手は話していたが、坂井瑠騎手が跨った今週水曜のCWでは、4F:54.0-37.9-23.3-11.3秒をマーク。終い重点ながら水準級の時計は出ている。来週日曜の小倉5R(芝1200m)でデビュー予定。
秋の最大目標はBCスプリント
3月に行われたドバイゴールデンシャヒーン2着馬ドンフランキー(斉藤崇・牡)は、BCスプリント(11/2・デルマー)を最大目標に置いており、その前にクラスターC(8/12・盛岡)から始動する方向。現在は放牧中で今月中に帰厩する。

同レース9着後は休養していたケイアイドリー(村山・牡)は栗東トレセンに帰厩。次走はクラスターC、もしくはサマーチャンピオン(8/29・佐賀)を予定。
木曜の坂路で4F:55.3-39.4-25.2-12.5秒をマークし、「やる毎に良くなってくると思います」と村山調教師。
【栗東鬼調教】では、栗東トレーニングセンターの調教コースの中でも、メインとなる坂路、CWコースのそれぞれから1頭ずつ注目馬をピックアップ。
今後も、より配当妙味を追求し
「このコンテンツを見なければ買えなかった!」
と言われるような情報をより多くお届けできるよう、情報収集に努めていくつもりだ。
【今週のCWコースNo.1】小回りへの対応力が高い走り
7月13日(土)小倉8R 3歳以上1勝クラス
インテグレイト(牡3)
荻野極騎手・四位洋文厩舎
7/10 栗東CW 良 助手
[6F]84.5-68.1-52.3-36.8-22.8-11.3 強め
- チェックポイント
- ・立て直した効果が窺える動き
- ・初めて加速ラップでフィニッシュ
今週のCWコースNo.1は、調教での動きの良さに立て直した効果が窺えるインテグレイト。
デビュー時はチップで動き切れない面を見せていたが、休養を挟みながらパワーがついてきた印象。今回の最終追い切りでは、この馬として初めて加速ラップでフィニッシュした。
今回はデビュー勝ちした小倉芝2000mが舞台。当時は、道中5、6番手を追走し、残り800m過ぎから進出を開始した後、直線入口で3番手までポジションを押し上げての勝利。
元々、小回りへの対応力が高い走りをしていたが、今週の追い切りを見てもコーナーリングはスムーズで、1勝クラスならいきなりから出番がありそうだ。
【今週の坂路No.1】得意の小倉に向けて万全の仕上がり
7月14日(日)小倉8R 3歳以上1勝クラス
ロードトレゾール(牡3)
吉村誠之助騎手・清水久詞厩舎
7/10 栗東坂路 良 助手
[4F]51.3-36.3-23.6-11.7 末一杯
- チェックポイント
- ・この中間は好時計を連発
- ・馬なりで自己ベストをマーク
今週の坂路No.1は、前走から巻き返してきそうな動きを見せているロードトレゾール。
単走で追われながら好時計を叩き出した最終追い切りも素晴らしかったが、馬なりで自己ベストをマークした先週日曜の動きも絶好。
実は、過去に騎乗したジョッキーから「歩様が気持ち悪い」という理由で、継続騎乗にNGを出されたことがある馬だが、「(歩様が気持ち悪いけど)それでこれだけ走ってるんだから能力が高いんだろうね。テンからビュッと行かないけど、スピードに乗るといいストライドで走る」と素質は評価されている馬。
初勝利を挙げ、続くかささぎ賞では、ペアポルックスの2着がある小倉へ舞台が替わる今回は、調教の動きからも一変が期待できる。