【栗東鬼調教】過去1番の動きを披露
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どうも、栗東の調教担当・松崎だ。
函館初日の新馬戦(6/8・芝1200m)を勝利したヒデノブルースカイ(梅田智)が、引き続き高杉騎手で来週の函館2歳Sへ向かう。
梅田智調教師は「デビュー戦は他馬に迷惑をかけたが、いいスピードと勝負根性を見せてくれた。滞在が合っているようで落ち着きが出てきたし、コントロールも利くようになっている。鞍上も2回目でこの馬の特徴は掴んでくれたと思うので、ここも楽しみにしているよ」と人馬とも重賞初Vに期待を寄せる。
【函館記念1週前】放牧を挟んでここ目標に調整
来週の函館記念へ出走予定のサヴォーナ(中竹)、グランディア(中内田)が坂路とコースでそれぞれ水曜に栗東での最終追い切りを行った。
サヴォーナは坂路で4F:53.1-37.9-24.1-11.8秒をマーク。
「放牧を挟んでここ目標に調整。動きも良かったですし、GⅢのここで改めて期待します」と植野助手は重賞初制覇に力を込める。金曜に函館競馬場に向けて出発。
グランディアはCWコースで6F:83.0-67.2-52.3-37.1-22.9-11.2秒をマーク。
「前走後は在厩で調整。直線でバラける展開になって少しでも良い馬場で走らせたいです」と福永助手。こちらは土曜に函館競馬場に出発する。
【栗東鬼調教】では、栗東トレーニングセンターの調教コースの中でも、メインとなる坂路、CWコースのそれぞれから1頭ずつ注目馬をピックアップ。
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【今週のCWコースNo.1】過去1番の動きを披露
7月7日(日)小倉7R 3歳未勝利
ベイステート(牡3)
吉村誠之助騎手・清水久詞厩舎
7/3 栗東CW 稍 助手
[6F]82.9-66.4-51.1-36.4-22.8-11.3 馬なり
- チェックポイント
- ・3週連続ラスト1F:11.6秒以下
- ・加速ラップで好時計
今週のCWコースNo.1は、ラップの刻み方に進境が窺えるベイステート。
CWでの6Fのベストは79.3秒。この時点で素質の高さを感じさせるが、これまでは時計は出てもラストは失速するケースが多かった。
それが、この中間は3週連続でラスト1F:11.6、11.4、11.3秒を馬なりでマーク。
最終追い切りでは全体時計も速く、綺麗な加速ラップでフィニッシュと過去1番の動きを披露。
前走は指示通り好位で運んだものの、最後に伸びを欠いた要因に『短期放牧明け』を陣営は挙げ、5着以内に与えられる優先出走権を取れなかったことをかなり悔しがっていた。
これは、裏を返せば『権利を取った次が勝負』だったということだろう。権利がなくても中4週で使えるのはプラスで、調教通りならコーナー4回の小倉1800m戦でパフォーマンスを上げるイメージしかない。
【今週の坂路No.1】長期休養明けでも態勢は整った!
7月7日(日)小倉4R 3歳未勝利
シルヴァリームーン(牡3)
武豊騎手・渡辺薫彦厩舎
7/3 栗東坂路 稍 助手
[4F]54.0-38.6-24.3-11.6 末強め
- チェックポイント
- ・プール調教でシェイプアップ
- ・坂路、コースで好時計を連発
今週の坂路No.1は、目標に向けてしっかり仕上げてきたシルヴァリームーン。
前走(10/28)後に剥離骨折が判明。軽度であれば術後3か月で調教開始可能という話だったが、「脚の状況が思った以上に悪かった」とのことで、復帰がここまでずれ込んだ。
ただ、武豊騎手が小倉に来るプロキオンS週から逆算して仕上げてきたはずで、この中間は積極的にプール調教を取り入れ、坂路、コースで好時計を連発。
先週のCWでは6F:82.1-66.3-50.8-36.3-23.1-11.4秒をマークすると、今週の坂路ではラスト1F:11.6秒。
長期休養明けでも態勢は整ったと見て良さそうだ。