【栗東鬼調教】調教を見る限り状態は高値安定
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どうも、栗東の調教担当・松崎だ。
5月に行われた交流重賞・かしわ記念でGⅠ初勝利を飾ったシャマル(松下)が、さきたま杯(6/19・浦和)の2週前追い切りを実施。
この中間も川須騎手が付きっ切りで騎乗しており、水曜の坂路では馬なりの手応えで4F:54.7-39.0-25.4-12.6秒をマークしている。
松下調教師は「調整はジョッキーに任せていますからね」とGⅠ連勝へ向けて全幅の信頼を寄せている。
【スレイプニルS1週前】この舞台は最適です
4月のブリリアントSで3着だったクールミラボー(寺島)は、ルメール騎手で来週のスレイプニルS(6/16・東京)へ向かう。
助手を背に木曜のCWで1週前追い切りを行い、6F:84.6-68.2-53.7-39.5-25.2-12.3秒を馬なりで計時。「前走はオープン初挑戦に加えて前残りの競馬でした。この舞台は最適ですし、あとは立ち回りひとつですね」と寺島調教師。
また、平安S11着から巻返しを狙うオーロイプラータ(宮本)も戸崎圭騎手で同レースへ参戦。水曜の坂路で4F:53.5-38.9-25.7-13.1秒をマークし、「休み明けを叩いて状態は確実にアップしています。相性の良い舞台で改めて期待します」と宮本調教師。
交流重賞・名古屋グランプリ5着エクセスリターン(野中)は木幡巧騎手で予定。こちらも水曜の坂路を4F53.9-39.0-25.1-12.4秒を計時。

「東京の2100mのこの条件にどれだけ対応できるかがカギになるね」と野中調教師。
【栗東鬼調教】では、栗東トレーニングセンターの調教コースの中でも、メインとなる坂路、CWコースのそれぞれから1頭ずつ注目馬をピックアップ。
今後も、より配当妙味を追求し
「このコンテンツを見なければ買えなかった!」
と言われるような情報をより多くお届けできるよう、情報収集に努めていくつもりだ。
【今週のCWコースNo.1】リフレッシュした効果が窺える調教内容
6月9日(日)京都8R 3歳以上1勝クラス
マイネルティグレ(牡3)
和田竜二騎手・西園正都厩舎
6/5 栗東CW 良 助手
[6F]85.7-69.6-54.0-37.9-23.1-11.2 馬なり
- チェックポイント
- ・外厩を含めて乗り込み入念
- ・2週続けてラスト1F:11秒5以下
今週のCWコースNo.1は、この中間、5か月半ぶりにCWで追われたマイネルティグレ。
年明けの3戦は、4か月ぶりだった3走前を含めて坂路のみでの調整。それなりの時計は出ていたが、全てコンマ1秒差で敗れている。
そこから間隔を空けた今回は、宇治田原優駿ステーブルで乗り込んだ後、5/18にトレセンへ入厩。久々にCWに入れ、終い重点の調教でこの2週はラスト1F:11秒5以下とリフレッシュした効果が窺える。
前走はスローの切れ味勝負で敗れたが、最終追い切りの動きを見てもラスト2Fで11.9-11.2秒としっかりギアチェンジできるようになっており、今回は詰めの甘さを解消した走りを見せてくれるだろう。
【今週の坂路No.1】調教を見る限り状態は高値安定
6月8日(土)京都10R 長浜特別
テイエムリステット(牡3)
酒井学騎手・木原一良厩舎
6/5 栗東坂路 良 酒井学
[4F]52.4-38.4-24.7-12.3 馬なり
- チェックポイント
- ・楽勝した前走と同じパターン
- ・2週続けて水準以上の好時計
今週の坂路No.1は、自己条件のダートに戻した前走が楽勝だったテイエムリステット。
1週前に負荷をかけて当週が馬なりなのは前走と同じパターン。元々、稽古駆けするタイプではあるが、この中間は3か月ぶりを好走した反動を見せることなく坂路で良いラップを刻んでいる。
この馬には条件が合わない芝の中距離重賞でも、見せ場を作ったスピードの持ち主。調教の動きを見る限り状態は高値安定で、昇級、古馬相手の今回も勝ち負けに持ち込めるはずだ。