【栗東鬼調教】体に芯が入ってきた証
local_offer競馬HOTLINE
どうも、栗東の調教担当・松崎だ。
クイーンエリザベス2世C(4/28・シャティン)へ向かうプログノーシス(中内田)が、水曜の坂路コースで国内最終追切りを行い、4F:55.5-39.7-25.8-12.9秒を計時。
「前走は本調子ではない中でもしっかりと勝ち切ってくれました。中間は在厩してここ目標に調整。強い馬がいますが、香港も3度目となりますし、良いレースをして欲しいと思っています」と福永助手。
木曜夜に栗東トレセンを出発する。
【天皇賞(春)1週前】良い状態で出走できそうです
今週は、ゴールドプリンセス(寺島)の天皇賞(春)の1週前追い切りを取り上げる。
木曜のCWコースで単走で追われ6F:82.0-66.6-52.2-37.6-23.8-11.6秒をマークした。
寺島調教師は「サラーッと伸ばしました。暖かくなって馬体の張りが良いですね。前走はゲートの駐立が良かったのも収穫でした。引っ掛からないので3200mも大丈夫でしょう。雨でも降って馬場が渋るようなら、ウチの馬には尚更歓迎です」と。
「来週は松山騎手に感触を確かめてもらいますし、良い状態で出走できそうです」と仕上がりに胸を張る。
実績面では見劣るが、未知の魅力に賭ける手はありそうだ。
【栗東鬼調教】では、栗東トレーニングセンターの調教コースの中でも、メインとなる坂路、CWコースのそれぞれから1頭ずつ注目馬をピックアップ。
今後も、より配当妙味を追求し
「このコンテンツを見なければ買えなかった!」
と言われるような情報をより多くお届けできるよう、情報収集に努めていくつもりだ。
【今週のCWコースNo.1】舞台替わりと調教内容から推せる1頭
4月21日(日)京都7R 4歳以上1勝クラス
シルヴァーデューク(牡4)
松山弘平騎手・西村真幸厩舎
4/17 栗東CW 良 助手
[6F]82.8-67.0-51.6-36.2-22.4-11.0 一杯
- チェックポイント
- ・2週続けて好時計
- ・内回りを意識した調教
今週のCWコースNo.1は、先週の当欄で推奨したアルゴナヴィス(4番人気2着)同様、これまでとは調教パターンを変えてきたシルヴァーデューク。
距離を1F延長した前走は、他馬にぶつけられる不利もあって13着に大敗。調教師は「敗因がよくわからない」と話していたが、間隔を空けて初の1400へ使ってくるあたり、前走は距離が長過ぎたこともあったのではないか。
2、3歳時から重賞では掲示板に乗っていた馬で陣営の期待は高く、昨年5月にはエルトンバローズの2着がある。
以前の取材メモを読み返すと「京都で2着に来ている時は内回り。トモが甘いので外回り向きではない」との記載があった。
そこから馬は成長しているだろうが、距離短縮+内回りに替わる今回は、調教でもそれまでの坂路中心からコースでじっくりと乗り込まれ、2週続けて速い時計をマーク。特に今週は、最後まで減速することなく走り切り、ラストは2Fは11.4-11.0秒でまとめてみせた。
前走の大敗で人気は落ちるだろうが、舞台替わりと調教内容からこの馬は推せる。
【今週の坂路No.1】体に芯が入ってきた証
4月20日(土)京都10R 観月橋S
チュウワハート(牡4)
松山弘平騎手・大久保龍志厩舎
4/17 栗東坂路 良 助手
[4F]52.6-38.0-24.5-12.0 馬なり
- チェックポイント
- ・間隔を詰めても乗り込み入念
- ・OP馬と併せて楽に先着
今週の坂路No.1は、中間の調教過程に隙のないチュウワハート。
元々、体質面に弱さがあった馬で、笠松で3連勝後も大事に使われており、前走も3か月ぶりの実戦で快勝。
今回はそこから中5週での参戦となるが、前走が坂路への登板回数が10回、コースへ4度入れたいたのに対し、今回は坂路への登板回数10回、コースへ入ったのが3度とほぼ変わらない乗り込み量。それだけ体に芯が入ってきたという証拠だろう。
前走同様、今回も最終追い切りでは格上と併せて先着しており、自身のOP入りも時間の問題だろう。