【シン・極秘リポート】面倒を引き受けた甲斐があった!?今週もトレセンの裏側を暴露!
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見返りはそれなりにあった!?
今年も関東トップの成績を走っている木村哲也厩舎。
ノーザンF系クラブの有力どころが集まっているだけに、上手く馬が展開すれば好成績を挙げることは難しくはない。
しかし、あまりにもクラブの馬が集中してしまい、時に馬房が回らないこともある。
2021年に調教停止処分を受けた際、一時転厩先として引き受けたのは岩戸孝樹調教師だった。
某調教師 実は、美浦トレセンの調教師席が近くだったという以外に接点はなかったんだよね
某調教師 だから、転厩の打診を受けた時、岩戸師は面倒だとは思いつつも、「誰かが引き受けないといけないから」と、そのお願いを受け入れた
その際、報酬の有無があったのかどうかということも取り沙汰されたが、某厩舎関係者 あれは名義上の一時転厩なんで、基本的には元の所属の調教師が金銭を管理しているという話
某厩舎関係者 手続きは面倒だし、膨大な書類を書かされたりもするんで、一部、御礼をするというパターンもあるようなんだけど、岩戸先生はそのことを否定していた
木村調教師の処分が解けた後は、岩戸調教師に自ら歩み寄って挨拶することも増えているという。某調教師 あの時はなかなか一時転厩先が決まらず焦っていたようだから、引き受けてくれた岩戸師には感謝している
そのため、木村厩舎の馬房がつかなかった馬を岩戸厩舎へ転厩させることも出てきた。岩戸厩舎にキャロットFが預託されることはほとんどないのだが、ハーメティキスト、ブレガーロードなど木村厩舎にいた馬が転厩している。
某調教師 あの受け入れをきっかけに、ノーザンFサイドも配慮しているということだろうね
木村厩舎の預託を引き受けてから、岩戸厩舎そのものの運も上向きで、ラヴアンドポップが東京ハイジャンプ、リュウノユキナが東京スプリントを制覇した。某厩舎関係者 今年は1勝しかしてないけど、急に勝ち始めることもあると思うよ
すぐに買いとはならなくとも、木村厩舎から岩戸厩舎への転厩馬は特にマークしておいた方がいいかもしれない。【土中山1R】朝イチから引退厩舎が勝利を決める!?
3月2日(土)中山1R 3歳未勝利
ペイシャニット(牝3)
菅原明良騎手・高橋裕厩舎
今週は厩舎解散と新人騎手のデビューが重なるというかなり珍しい週末となる。
情報としての見どころがなかなか多くなりそうだが、当レポートでは引退を迎える高橋裕調教師に熱視線を送る。
中央でのGⅠ勝ちこそなかったが、2014年には全日本2歳優駿をディアドムスが制し、三浦皇成騎手とともにGⅠ級初制覇。
他にも、共同通信杯でビワハヤヒデを破ったマイネルリマークは大塚栄三郎元騎手、ラジオたんぱ賞(現ラジオNIKKEI賞)は大西直宏元騎手、スキップジャックの京王杯2歳Sは勝浦正樹騎手など、渋目の騎手たちとのコンビで数多く重賞制覇を挙げているのが印象的だ。
そんな厩舎がデビュー戦にルメールを起用していたのがペイシャニットだ。
実は、過去のルメールが騎乗したのは僅かに8回、それでいて[2.2.1.4]と半数が馬券になっているのだから恐れ入ったりと言ったところで、やはり走る馬を頼んでいるということ。
結果は3着も出遅れと4角の不利がありながらコンマ1秒差、菅原明騎手に乗り替わった前走もスタートでアオった分の負けで、普通に走ればアッサリ勝てるレベルにある。
当然、今回が高橋裕厩舎での出走はラスト、初勝利と有終の美を飾ることを期待したい。