
【マイルCS2023予想・枠順確定】先週は推奨馬が2着!今週も京都コースの激走ポジションを把握して穴狙い!
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【マイルチャンピオンシップ】重賞攻略ガイド
【平井雄二のレース展望】
春に続き秋もお任せあれ!
春のマイル王ソングラインは今年も左回りを求めて不在となったが、昨年の覇者セリフォス、シュネルマイスターと言ったマイルGⅠ馬は健在。
他にも毎日王冠を制した3歳馬エルトンバローズ、富士S(3連単2万7890円的中)を快勝したナミュール、59キロのトップハンデを背負って京王杯AH(3連単3万3920円的中)を勝利したソウルラッシュといった、新興勢力から既存の有力馬たちが参戦し、白熱した戦いが繰り広げられることになりそうだ。
こうした実力が拮抗するレースは、当然ながら馬券検討に頭を悩ます人は増える。
ましてGⅠ、騎手の乗替りなど水面下では陣営の様々な思惑が張り巡らされ、本音と建前がいつも以上に使い分けられる。
にも関わらず、世間には数多くの情報が出回ることになるが、大半は注目を引くための奇をてらったものなど怪情報ばかりで、アテになるモノはごく僅かしかない。
創業29年のシンクタンクには、ハイセイコーの増沢末夫、マルゼンスキーの中野渡清一、といった元騎手、調教師を始めとした競馬界の大物OB、牧場、馬主、エージェントなど現役の大物関係者が情報ルートとして在籍し、競馬界のあらゆる出来事、裏話を隅から隅まで知ることができる業界最高峰の情報網と情報力を有している。
さらにはレースを分析するプロのスタッフが1日そこらと言ったレベルではなく、1週間以上に渡り時間を費やして研究に励み、馬券のヒントを見つけ情報の裏付けを高めている。
一般マスコミや一介のYouTuberとはレベルの違う【本物の関係者情報】を会員様にお伝えしている。
また、【最終結論】はより精度を高めるため、レース当日の天候、馬場などあらゆる状況を考慮、精査して導き出している。
春のマイル王決定戦・安田記念にて3連単1万4510円的中をお届けしているが、秋のマイル王決定戦マイルCSも当然それに続く意気込みで臨んでいる。
先週のエリザベス女王杯も完全的中で、春からのGⅠ連続的中は“9”に延ばすこともできた。年末まで続く秋のGⅠシリーズ、シンクタンクの情報に引き続きご期待いただきたい。
枠順確定
枠 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ソウルラッシュ | 牡5 | 58 | モレイ | (栗)池江泰 |
2 | ビーアストニッシド | 牡4 | 58 | 和田竜 | (栗)飯田雄 |
3 | ダノンスコーピオン | 牡4 | 58 | 団野大 | (栗)安田隆 |
4 | エエヤン | 牡3 | 57 | M.デム | (美)伊藤大 |
5 | ジャスティンカフェ | 牡5 | 58 | 坂井瑠 | (栗)安田翔 |
6 | ダノンザキッド | 牡5 | 58 | 北村友 | (栗)安田隆 |
7 | エルトンバローズ | 牡3 | 57 | 西村淳 | (栗)杉山晴 |
8 | ソーヴァリアント | 牡5 | 58 | 池添謙 | (美)大竹正 |
9 | シュネルマイスター | 牡5 | 58 | ルメー | (美)手塚貴 |
10 | マテンロウオリオン | 牡4 | 58 | 横山典 | (栗)昆貢 |
11 | セリフォス | 牡4 | 58 | 川田将 | (栗)中内田 |
12 | レッドモンレーヴ | 牡4 | 58 | 横山和 | (美)蛯名正 |
13 | セルバーグ | 牡4 | 58 | 松山弘 | (栗)鈴木孝 |
14 | バスラットレオン | 牡5 | 58 | 鮫島克 | (栗)矢作芳 |
15 | イルーシヴパンサー | 牡5 | 58 | 岩田望 | (美)久保田 |
16 | ナミュール | 牝4 | 56 | ムーア | (栗)高野友 |
過去7回(2013~2019年)の枠番別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-1-0-12 | 7.1% | 14.3% | 14.3% |
2枠 | 0-1-3-10 | 0.0% | 7.1% | 28.6% |
3枠 | 2-0-1-11 | 14.3% | 14.3% | 21.4% |
4枠 | 0-2-1-11 | 0.0% | 14.3% | 21.4% |
5枠 | 0-1-0-13 | 0.0% | 7.1% | 7.1% |
6枠 | 1-1-0-12 | 7.1% | 14.3% | 14.3% |
7枠 | 0-1-2-16 | 0.0% | 5.3% | 15.8% |
8枠 | 3-0-0-18 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
【データ班・三崎がズバッと推奨】
Cコースに替わる京都マイルCSの激走ポジション
こんにちは!重賞メイン特捜部・データ班の三崎です。
先週のエリザベス女王杯(GⅠ)では推奨したルージュエヴァイユ(5番人気)が2着と好走しました。スローペースは想定通りで、内枠を引けたことも大きかったですね。
今週は、2019年以来の京都で行われるマイルCS(GⅠ)をデータ攻略していきます。
まずは基本情報として各年の好走馬人気を見ていきます。2013~2019年が京都、2020~2022年が阪神。
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 3連単 |
---|---|---|---|---|
22年(良) | 6 | 8 | 2 | 142,650円 |
21年(良) | 1 | 2 | 5 | 5,460円 |
20年(良) | 1 | 3 | 5 | 4,480円 |
19年(良) | 3 | 1 | 6 | 16,580円 |
18年(良) | 5 | 3 | 4 | 29,790円 |
17年(稍) | 4 | 2 | 7 | 55,890円 |
16年(良) | 3 | 2 | 7 | 40,290円 |
15年(良) | 4 | 2 | 1 | 12,000円 |
14年(良) | 8 | 3 | 9 | 193,290円 |
13年(良) | 2 | 3 | 1 | 12,450円 |
1番人気は、グランアレグリアが阪神で連覇を果たしたことで見栄えが良くなりましたが、京都【0-1-2-4】・阪神【2-0-0-1】と苦戦傾向です。マイル路線に絶対的な中心馬がなかなか現れないことを示しています。アメリカや香港と共存しづらい日程なのも関係しているでしょう。
数字だけなら2番人気【1-4-1-4】や3番人気【2-4-0-4】の方が連対率や複勝率では上回っています。そもそも能力差があまりなかったり、マークを受けやすい1番人気が崩れたりして、その隙を突いているイメージでしょうか。
2桁人気が激走するほどでもなく、中穴馬をしっかり的確に押さえておきたいレースです。
秋の京都は小まめにコースが替わる
例年、秋の京都芝コースは、10月がAコース、11月の前半2週がBコース、後半2週がCコース使用となっており、今年も今週からCコースに替わります。
Aコース…内柵が最内
Bコース…Aから直線部分4m外、コーナー部分3m外に内柵
Cコース…Aから直線部分7m外、コーナー部分6m外に内柵
Dコース…Aから直線部分10m外、コーナー部分9m外に内柵
Dコースまであるのは東京と京都だけ。芝コースの幅が広いから可能な対応で、馬場の痛みを極力減らすように調整されています。これは連続GⅠシーズンに、より良い馬場で開催したい考えからでしょう。
京都の場合は内回りと外回りがあるから分散させやすいメリットもありますね。ちなみに、春の6週間は前半3週がCコース、後半3週がDコースでした。
余談ですが、内柵を置かれる分、一周の距離や直線距離にも僅かな違いが出てきます。スタート位置をズラすことでレース自体の距離は変わりませんが。
1周距離(A)1,894.3m→(C)1,932.4m
直線距離(A)403.7m→(C)398.7m
京都のマイルCSは逃げ・先行が有利!?
Cコース使用のことも踏まえて、京都で行われた直近7回の4コーナー位置取り別成績を見ていきましょう。
4コーナー | 着別度数 | 連対率 | 複勝率 | 複回収率 |
---|---|---|---|---|
1~5番手 | 3-3-3-29 | 15.8% | 23.7% | 66% |
6~10番手 | 2-4-2-28 | 16.7% | 22.2% | 53% |
11~15番手 | 2-0-2-31 | 5.7% | 11.4% | 25% |
16番手以下 | 0-0-0-15 | 0.0% | 0.0% | 0% |
馬券圏内の数、複勝率、複勝回収率がやや上回っているのは4コーナーで1~5番手の前付けしていた馬たち。
Cコース替わり初週で馬場の内目がまだマシな状態であれば、内々で運べば余計な距離ロスを減らせます。極端に速いペースになるレースでもないので、平坦な直線で勢いそのままに押し切りやすい。勝負所で前にいる馬に有利な条件というわけです。
19年1着インディチャンプ (3人気)
19年2着ダノンプレミアム (1人気)
18年1着ステルヴィオ (5人気)
18年3着アルアイン (4人気)
16年1着ミッキーアイル (3人気)
16年2着イスラボニータ (2人気)
16年3着ネオリアリズム (7人気)
14年3着グランデッツァ (9人気)
13年2着ダイワマッジョーレ(3人気)
有力馬が逃げ・先行タイプであれば好走期待値も高まります。
激走馬の中には中距離の姿も!?
続いて、4番人気以下を伏兵馬として扱い、歴代好走馬に注目してみます。
過去7回の京都コースで4番人気以下は【4-0-5-94】で計9頭が当てはまります。それらの戦前の主な好走レースを振り返っていきましょう。
※ペルシアンナイトは初出走の17年のみ記載
18年1着ステルヴィオ(5人気)
└スプリングS1着、毎日王冠2着
18年3着アルアイン(4人気)
└皐月賞1着、大阪杯3着、毎日杯1着
17年1着ペルシアンナイト(4人気)
└皐月賞2着、アーリントンC1着
17年3着サングレーザー(7人気)
└スワンS1着、デイリー杯2歳S3着
16年3着ネオリアリズム(7人気)
└札幌記念1着
15年1着モーリス(4人気)
└安田記念1着、ダービー卿CT1着
14年1着ダノンシャーク(8人気)
└安田記念3着、京都金杯1着、富士S1着
14年3着グランデッツァ(9人気)
└スプリングS1着、札幌2歳S1着、ラジオN賞2歳S3着
マイル路線に専念してきたタイプと中距離路線を歩んできたタイプで分け合う形。
中距離馬なら本来は天皇賞(秋)が大目標となりそうですが、「まだマイルの方がチャンスがありそう」と、そこを避けてきた印象もあります。

ソーヴァリアント(牡5)
池添謙一騎手・大竹正博厩舎
春のマイルGⅠ、安田記念では2年連続でソングラインの牙城を崩せていないメンバー構成。そのマイル王が不在なら別路線組にも付け入る隙があると見てソーヴァリアントを推奨します。
デビューから一貫して2000m前後を使われてきた中距離タイプ。骨折での長期離脱やレース中に心房細動など苦しい時期も続きましたが、チャレンジC(GⅢ)を圧巻の内容で連覇と、ルメール騎手の口から「GⅠレベルに行ける」との言葉が出るくらいに能力を見せてきました。
今年も前半戦は本来の走りを見せられずにいましたが、調教班の富田君が推奨していたほど上手く立て直された札幌記念(GⅡ)でGⅠ級の豪華メンバーを相手に3着と健闘。飛ばして逃げる馬がいて、特殊な馬場を苦にする馬もいる中、渋太く伸びてきました。
秋からはマイル路線に方向転換。もともと、パワフルで行く気満々という走りをしていたため、流れが速くなるマイルの方が競馬がしやすい感触もあったのでしょう。
富士S(GⅡ)では中団からとなり、直線でもマイラーの切れ味に屈する形になりましたが、いきなり1分32秒0の時計で3着と好走したことからマイル路線になら割って入れる可能性を感じさせました。
例年、京都のマイルCSではとんでもない速い時計が出ることは少なく、最後まで渋太く脚を使える方が理想的で、中距離タイプの同馬にとって好都合。雨で馬場が渋り、パワーやスタミナが求められる状況も悪くありません。
19年(良)1分33秒0
18年(良)1分33秒3
17年(稍)1分33秒8
16年(良)1分33秒1
15年(良)1分32秒8
14年(良)1分31秒5
13年(良)1分32秒4
初コンビを組んだ池添騎手も切れ味自慢たちと同じ位置にいては分が悪いと感じ取ったはずで、このレースの好走ポジションでもある4コーナー5番手以内くらいののイメージで、後続とのリードを保ったまま粘り込みを図ると見ました。
右回りを得意としている個性でもあり、ひと叩き、2度目のマイルという条件で一発を期待します。