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【神戸新聞杯2023予想】4年ぶりの阪神開催!それでも波乱傾向は続く!?

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【神戸新聞杯2023予想】4年ぶりの阪神開催!それでも波乱傾向は続く!?

【平井雄二のレース展望】
45万馬券決着の昨年同様に……

古くから菊花賞は無論、天皇賞(秋)やジャパンカップのGⅠ前哨戦として3歳馬の重要な選択肢となるレース。

そのため、非常に堅い決着になることも珍しくなかったが、ブッツケ本番やレースの使い分けによるローテーションの多様化により、世代トップレベルが揃うことが次第に少なくなってきている。

近年も勝ち馬だけ見るとGⅠ級の人気馬がズラリと並ぶが、2、3着には伏兵馬が食い込み、とうとう昨年は3連単45万馬券の大波乱決着に。

レース傾向に変化が生まれているのは明らかだ。

ただし、近3年は京都競馬場の改修工事の関係で中京芝2200mと本来の施行条件ではなかったことは留意しなければならない。

二桁人気馬が食い込んだのも近3年の中京施行時であり、本来の阪神芝2400mに戻る今年は違った結果や傾向となることは十分に考え得る。

一方、今年のメンバー構成はと言うと、皐月賞、日本ダービーが同一馬かつ関東馬のワンツーだったことはあるがトップツーが不在

クラシック連対馬の出走が皆無だったのは近10年で1回のみ、それが45万馬券決着の昨年となれば、今年も波乱の目は否定できない。

夏の上り馬の名も見られ、各馬の力関係と思惑を把握しつつジャッジを下すのは、個人レベルではそう簡単にできることではない

シンクタンクには元騎手、元調教師のOBを始め、今でも競馬界に影響を与える大物関係者が情報ルートとして在籍しており、トレセン内はもちろん、基本的にマスコミ取材外の牧場、馬主、外厩、獣医、エージェントなど、各方面から本物の関係者情報を入手

さらに調教や血統などレースを攻略するためのデータを長時間かけて深く分析する専門スタッフおり、競馬総合情報社として他の追随を許さぬ業界最高峰の情報網を構築している。

メンバー限定で公開する【最終結論】は、より精度を高めるためにレース当日に公開している。同日のオールカマーともどもご期待、ご注目いただきたい。

特別登録メンバー

サヴォーナ
サスツルギ
サトノグランツ
ショウナンバシット
シーズンリッチ
スマートファントム
ナイトインロンドン
ハーツコンチェルト
バールデュヴァン
ビキニボーイ
ファントムシーフ
マイネルラウレア
ロードデルレイ

【データ班・三崎がズバッと推奨01】
明確な好走パターンをきっちり押さえる!

こんにちは!重賞メイン特捜部・データ班の三崎です。

今週は神戸新聞杯(GⅡ)が対象レース。先週のローズS(GⅡ)と同様に2020~2022年の3年間は中京で行われていましたが、今年から阪神芝2400mに戻ってきます。

各年の上位馬人気を振り返り、傾向を確認しておきましょう。

人気 1着 2着 3着 3連単
22年(良) 12 453,670円
21年(不) 89,330円
20年(良) 14 37,180円
19年(良) 700円
18年(良) 10,650円
17年(良) 3,180円
16年(良) 8,010円
15年(良) 28,170円
14年(良) 70,380円
13年(良) 10,410円


1番人気は【6-1-0-3】連対率70%と平均的な成績。

中京での3年間で波乱のイメージが強くなりましたね。昨年は、後に菊花賞3着や天皇賞・春1着など大出世したジャスティンパレスが5番人気1着。菊花賞2着、有馬記念2着など活躍しているボルドグフーシュが4番人気3着。

阪神で最後に行われた2019年はサートゥルナーリア→ヴェロックス→ワールドプレミアの人気通りに決まり3連単配当は衝撃の700円。8頭立てと少なく、他陣営もお手上げムードでしたね。

2018年も1番人気が単勝2.7倍のエポカドーロ(4着)、2番人気が単勝2.7倍のワグネリアン(1着)。ダービー1,2着馬が参戦して人気を分け合っていました。

伏兵馬の好走も珍しくはなく、5番人気以下が【1-5-5-90】あっても2,3着と力の壁は感じますが、トライアルレースという性質を味方に付けて実績上位馬のスキを突くことができれば。

やはり、馬場が綺麗で、広くて直線の長い阪神芝2400mでは紛れは起きにくいですね。

明確な好走パターンをきっちり押さえる!

このレースの特徴がひと目で分かるデータがあります。上がり3ハロンの順位別成績を確認してみましょう。過去10年のうち阪神芝2400mで行われた7回(2013~2019年)を参考にします。

上がり3F 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1位 1-5-2-0 12.5% 75.0% 100%
2位 5-1-1-0 71.4% 85.7% 100%
3位 1-1-2-4 12.5% 25.0% 50.0%
4位 0-0-2-5 0.0% 0.0% 28.6%
5位下 0-0-0-66 0.0% 0.0% 0.0%


上がり1位と2位が複勝率100%ととにかく上がり勝負。1~3位が大部分を占めていて、次点でも4位まで。5位以下は馬券に絡むことができていません

菊花賞トライアルならではと言うべきでしょうか。道中のペースはゆったりしていて折り合い重視。残り4ハロン付近からペースアップして最後の直線勝負というのが定番のパターンになっています。重要度の割合が後半にかなり偏っていますね。

阪神・歴代の上がり3ハロン1位

19年1着サートゥルナーリア(1人気)
19年3着ワールドプレミア (3人気)
18年2着エタリオウ    (3人気)
17年2着キセキ      (2人気)
16年2着ミッキーロケット (6人気)
15年2着リアルスティール (1人気)
14年3着トーホウジャッカル(9人気)
13年2着マジェスティハーツ(7人気)

各馬の戦前までの走りを振り返ってみても、今回いきなり速い上がりを使ったわけではなく、道中で脚を溜めて直線で末脚を発揮する形が既に出来上がっていました。

それが上級条件で実践できていれば信頼度も高まります。

ハーツコンチェルト
データ班・三崎の推奨馬

ハーツコンチェルト(牡3)
松山弘平騎手・武井亮厩舎

今回と同距離、芝2400mの青葉賞(GⅡ)で2着、日本ダービー(GⅠ)で3着だったハーツコンチェルトを推奨します。

まず、菊花賞路線における立場としては、収得賞金のボーダーラインが2000万円辺りに対して、新馬戦1着(400万円)と青葉賞2着(基本的に重賞は本賞金の半分で1100万円)の計1500万円。優先出走権を取らないと出走できません。

圧巻の新馬勝ちを決めた後、スタートやダッシュがひと息でなかなか差し届かず、距離が延びた青葉賞とダービーで連続好走と持ち味が発揮できるようになってきました。

ダービーではスタート直後は最後方ながら1,2コーナー、向正面でジワジワと進出して3コーナーでは6番手。すぐ前にタスティエーラ、内にソールオリエンスという位置まで押し上げ、直線勝負でも最後までしっかりと伸びて1~4着は同タイムと僅差。前半のロスを考えれば能力は相当高いです。

レース序盤に流れに乗れない弱点は痛いですが、長い距離なら能力でカバーできできています。

先週のセントライト記念(GⅡ)でもダービー2着のソールオリエンスが2着、同9着のシャザーンが3着とダービー組のレベルを証明していますし、今回、最先着であるハーツコンチェルトにとって絶好のチャンスであるのは確かでしょう。

【データ班・三崎がズバッと推奨02】
外回りコースでの実績は侮れない!

今回は、阪神芝2400mで行われた7回(2013~2019年)で馬券になった21頭の戦歴を遡りながら激走パターンを絞っていきます。

出走したその年、戦前までに3着以内があるコースを集計してみました。

東京芝2400m 8頭
└ダービー・青葉賞

中山芝2000m 7頭
└皐月賞・弥生賞

京都芝1800m 6頭
└つばき賞・きさらぎ賞・白百合S・未勝利

阪神芝2000m 4頭
└若葉S・はなみずき賞

京都芝2400m 3頭
└梅花賞

阪神芝1800m 3頭
└毎日杯・1勝クラス

クラシック路線の主要レースである弥生賞→皐月賞(中山芝2000m)青葉賞→ダービー(東京芝2400m)で好走しているレベルの馬が有力なのは当然でしょう。今年もハーツコンチェルトとファントムシーフが人気の中心になるのは間違いありません。

競馬に絶対はないので「残り1つの枠」とまでは言いにくいですが、伏兵馬の立場からするとクラシック好走馬を相手に割って入っていくことになります。

そんな状況下で、どのような戦歴を残している馬にチャンスがあるのか?

歴代好走馬が結果を残しているコースをざっくり括ると、クラシック路線以外で上位に来ているのは関西圏のコース。

現3歳世代が京都競馬場を経験できるのは今年の4月以降と限られていますが……、京都芝1800m(6頭)、京都芝2400m(3頭)、阪神芝1800m(3頭)はいずれも右回り・外回りコースという共通点があります。

1800mの好走実績が絡んでくるということはスピード能力も求められます。

イレギュラー日程を除けば、阪神芝2400mで行われる唯一の重賞である神戸新聞杯で激走するためには、関西圏・右回り・外回りと少しでも似ている条件で好走実績があることが望ましいです。

シーズンリッチ
データ班・三崎の推奨馬

シーズンリッチ(牡3)
角田大河騎手・久保田貴士厩舎

阪神芝1800mの毎日杯(GⅢ)を制しているシーズンリッチを推奨します。

デビュー時から若さを見せてチグハグ、力を十分に発揮し切れていない印象がありながらも、大崩れすることなく掲示板付近に顔を出してきました。ちなみに、新馬戦で掲示板に載った4頭がクラシックに出走しています。

毎日杯では、精一杯に走ることになる展開が却って良かったのでしょう。序盤から引き締まったペースで折り合いを気にすることはなく、馬群を割る形となり根性で走り切ったという内容でした。

昼過ぎまで稍重で9Rから良馬場へ。勝ち時計1分46秒6は17年アルアインや18年ブラストワンピースの1分46秒5に迫る好時計。後に新潟記念(GⅢ)を完勝するノッキングポイントに先着したことも自信になります。

ダービー(GⅠ)では外目の3番手でやや折り合いに苦労する面が見られながらも最後まで簡単には止まらず0秒4差の7着で、進路取りの差はあれどファントムシーフに先着。

ひと夏を越しての成長度は気になるところですが、信頼と実績のダービー組ですし、直前輸送だった毎日杯とは違い、1週前(9/15)に栗東入りをしていることからも陣営の前向きさが伝わってきます。(菊花賞出走の賞金は足りている)

横一列からヨーイドンの末脚勝負では分が悪いため、後続からある程度のセーフティリードを作る必要はありますが、外回りコースで重賞を勝ち切っているように地力は確か。しぶとい差し切りを期待します。


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