どうも、栗東の調教担当・松崎だ。

宝塚記念4着後は休養していたジェラルディーナ(斉藤崇)は団野騎手とのコンビでオールカマー(9/24･中山)へ。

現在は栗東トレセンに戻っており、同レース連覇に向けて順調に調整が進められている。

また、骨折明けの北九州記念で8着だったロンドンプラン(宮本)はセントウルS(9/10･阪神)へ。

「レース後は思ったよりもダメージがなかったです。次はさらに動けると思っています」と宮本調教師。

実は、前走時は水曜に蹄鉄がずれて脚に刺さってしまい、急遽木曜に追い切ったという経緯がある。

そういったアクシデント、さらには出遅れてコンマ6秒差なら叩き2戦目で変わる可能性は十分。どういった追い切り過程で挑んでくるか注目したい。

【新馬戦(9/10)】やる毎に動きが良くなっています

今週は、2週後の新馬戦(9/10･阪神4R･牝馬限定)で対戦する2頭の2歳馬を紹介。

まずは、リアルスティール産駒のミクロフィラム(斉藤崇)。水曜の坂路で4F:52.0-37.4-24.7-12.8秒をマークした。

「やる毎に動きが良くなっていますし、初戦向きの気性をしています」と斉藤崇調教師は好ジャッジ。団野騎手でデビューを予定している。

サトノアラジン産駒･マーメイド(寺島)は、ここまでCWコースを重点に好時計を計時しており、木曜のCWコースでも6F:83.9-67.8-52.8-37.4-22.9-11.2秒をマーク。

「ゲートから出したらポンと出て速かったし、センスがある。いいモノを持っている」と寺島調教師を素材の良さを褒める。こちらは今村騎手でデビュー予定。

【栗東鬼調教】では、栗東トレーニングセンターの調教コースの中でも、メインとなる坂路、CWコースのそれぞれから1頭ずつ注目馬をピックアップ。

今後も、より配当妙味を追求し

「このコンテンツを見なければ買えなかった！」

と言われるような情報をより多くお届けできるよう、情報収集に努めていくつもりだ。

【今週のCWコースNo.1】長期休養明けでもイキナリから!

栗東鬼調教 今週のCWコースNo.1！

9月2日(土)新潟10R 赤倉特別
ロードデルレイ(牡3)
坂井瑠星騎手・中内田充正厩舎

8/30 栗東CW 良 助手
[6F]84.4-67.9-52.6-37.2-22.9-11.2 直強め

チェックポイント

・放牧先で十分な乗り込み

・2週連続ラスト1F:11秒台前半

今週のCWコースNo.1は、この2週の動きの良さが目立つロードデルレイ。

外傷により青葉賞出走を断念後、チャンピオンヒルズで治療を進めながら6月から約2か月に渡って乗り込み8/4に帰厩。

放牧先で乗り込んだおかげで息はできており、坂井瑠騎手が跨った1週前追い切りでは、古馬3勝クラスと併せて6F:83.9-68.3-52.8-37.3-22.7-11.3秒の好時計。

ラスト2Fは抜群の伸びを見せた。

今週も単走でサラッと追っただけでラスト1Fは11秒2。

陣営は現状では左回りの方が合っていると思っているようだが、ここを落とせば次の左回りは5週後の東京となる。

そういった事情からも休養明けから結果が欲しい一戦だろう。

【今週の坂路No.1】2歳馬ではなかなか見ない時計!

栗東鬼調教 今週の坂路No.1！

9月2日(土)小倉5R 2歳新馬
ロードマイライフ(牡3)
岩田望来騎手・杉山晴紀厩舎

8/30 栗東坂路 良 助手
[4F]54.1-39.3-25.3-12.0 馬なり

チェックポイント

・3週連続で水準以上の好時計

・2週前のラスト1F:11.6秒は強烈

今週の坂路No.1は、2週前追い切りの動きが強烈だったロードマイライフ。

ジョッキー騎乗だったとはいえ、4F:52.5 37.9 23.9 11.6秒は、2歳馬ではなかなか出せない時計。

調教師も「良い意味で予想外」と話していた。

この時計が速かったため、1週前、当週は余力を残しながらの調整だったが、いずれも追えばしっかりとスピードが出そうな感じで仕上がりとしては十分。

これは初戦から勝ち負けだろう。

「調教の鬼」の異名を持つ調教担当

情報ルートNo.111・松崎

「調教を制するものが、馬券を制する」がモットーの実戦派。長年に渡って蓄積された調教分析に基づく「走る、走らない」のジャッジには絶大な自信を持っており、人気薄情報馬の激走を調教の動きだけで見抜くこともしばしば。

厩舎や馬ごとの「勝負調教パターン」も数多く把握しており、文中に「勝負調教」の言葉が出た際には特に注目。