【高松宮記念2023予想】社台グループが大不振のGⅠ！？今週も、あの巨大外厩施設に大注目！

3月26日(日)中京11Rでは高松宮記念(GⅠ)が行われます。

このレースの注目すべきポイントは、社台グループが不振傾向のGⅠであるということ。

高速化が進む近代競馬では、将来の繁殖入りに向けても、各馬のスピード能力が重視されるようになってきています。

そのため、社台グループも短距離路線に力を入れ始めており、このレースにもサリオス、インディチャンプといった後に種牡馬入りを果たした馬たちや、GⅠ6勝のグランアレグリアも参戦した経緯があります。

ただ、これだけの実力馬たちを送り込んでも、目立った結果が出ていないのが高松宮記念というレース。

近10年のノーザンF生産馬の成績は【0.3.2.24】で、社台F生産馬は【0.0.2.13】と、2台巨頭がいずれもボロボロの結果。

また、昨年あたりから牧場関係者の間では

牧場関係者ノーザンF以外の外厩施設もレベルが上がってきた。

牧場関係者育成方針が噛みあわないシーンも目立っていたし、ノーザン1強の時代は終わっていくかも。

といった声も聞かれており、高松宮記念で結果が出ていないのも、ノーザンFサイドの馬作りとレースの性質が噛み合っていないことが最大の原因のように思えます。

今年もノーザンF生産馬はアグリ、グレナディアガーズ、ピクシーナイト、メイケイエール、レディバランタインの5頭が、社台F生産馬はトゥラヴェスーラが登録。

特に、ノーザンF生産馬たちは人気を集めそうなラインナップが揃っていますが、過信は禁物かな……と個人的には思っています。

そんな中、個人的に注目している1頭がナムラクレアです。

先週のスプリングSを制したベラジオオペラと同じく、社台グループを追随する巨大外厩施設チャンピオンヒルズで調整が進められている馬。

前走のシルクロードSでは、前走時から3.5キロも斤量が増え、56.5キロでの出走となりましたが、前残りの馬場＆展開を鮮やかな末脚で差し切って見せました。

そんな前走時は「阪神カップを使うか迷っていたけど、高松宮記念を見据えて同舞台のココに出走する」と、GⅠを見据えた番組選択だったという背景もあります。

放牧先から戻って来た後も、稽古では抜群の動きを続けており、絶対王者不在のスプリント路線の頂点に立つ存在となれるか注目したい1頭です。

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紅一点の牧場情報筋

情報ルートNo.93・久美

チームスタリオンの紅一点。誰もが名を知る現役の馬主と太い繋がりを持ち、生産者グループの内情にも深く精通している。

競馬関係者たちに広く顔が知られており「久美ちゃんだから話すけど……」と、思わず“本音”を漏らすことも珍しくなく、その情報収集力を買われてチームスタリオンに加入することとなった。