【阪神大賞典2023予想】春の盾に向けて、新旧有力ステイヤーが激突!制すのはどっちだ!?
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【阪神大賞典】重賞攻略ガイド
【平井雄二のレース展望】
今後を占う重要な伝統の一戦
昔から天皇賞(春)のステップレースとして位置づけられ、過去には数多くの名馬が出走し名勝負も繰り広げられてきた伝統の一戦。
現代競馬では世界的に長距離レースの価値が下がっており、阪神大賞典(GⅡ)もその煽りを受けて低レベル化が進んだ時期があったものの、大阪杯がGⅠに昇格され、中距離と長距離の路線がより明確化したことで社台グループを筆頭とする大手牧場の“使い分け”する流れに。
その結果、長距離路線にも一定以上のレベルの馬が参戦するようになり、阪神大賞典の重要度や注目度も増してきている。
今年も連覇中のディープボンドを筆頭に、去年の菊花賞2、3着馬(ボルドグフーシュ、ジャスティンパレス)など有力な4歳馬も参戦予定。本番はもちろん、今後のGⅠ戦線を占う上でも重要な一戦となるだろう。
3000m超のレースは能力のみならず長距離適性が大いに問われるが、そもそも番組が少なくデータが乏しいため、一般的に攻略が難しいレースとなっている。
的中に近づくためには、総合的に高い情報力が求められることになる。
現在はハイセイコーの増沢末夫、マルゼンスキーの中野渡清一といった元騎手、調教師のレジェンドが情報ルートとして在籍し、業界最高峰の情報網を構築してきた弊社シンクタンクは、一般マスコミが入手する表の情報、すなわち建前とは違う本音である【本物の関係者情報】をトレセン内外から入手可能。
レース、データを分析するプロのスタッフが、レース当日まで長い時間をかけてあらゆるファクターを精査し、レース当日の天候、馬場、馬の状態などをしっかり把握し、総合的に判断して【最終結論】を導き出している。今週もご注目いただきたい。
特別登録メンバー
アイアンバローズ
アケルナルスター
アフリカンゴールド
エブリワンブラック
サンレイポケット
ジャスティンパレス
シロニイ
ゼーゲン
ディープボンド
ブレークアップ
ボルドグフーシュ
メイショウテンゲン
メロディーレーン
ユーキャンスマイル
ノーチカルチャート
【データ班・三崎がズバッと攻略01】
100%の強力データに続けそうな鉄板候補
先週の金鯱賞(GⅡ)では、当欄で推奨したフェーングロッテン(3人気)が2着と好走しました!逃げ有利の条件で狙い通りのレースぶりでしたね。
これで推奨馬が8週連続で馬券になりました。
今週の阪神大賞典(GⅡ)にもなかなかの強力データがあり、それを複数兼ね備えている馬が出てきたのでお伝えしていきます。
・前年の菊花賞で好走
・前走の有馬記念で好走
・マクり脚質で上がり最速候補
この時点でお察しの通り、今回の推奨馬はボルドグフーシュです。
ボルドグフーシュ(牡4)
川田将雅騎手・宮本博厩舎
菊花賞と関連性が強いレース
過去10年で菊花賞出走経験がある馬の阪神大賞典での成績は【5-4-4-14】勝率18.5%・連対率33.3%・複勝率48.1%。
これを年齢別で見てみると…。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 2-2-3-4 | 18.2% | 36.4% | 63.6% |
5歳 | 3-0-1-4 | 37.5% | 37.5% | 50.0% |
6歳 | 0-2-0-3 | 0.0% | 40.0% | 40.0% |
7歳 | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
8歳 | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6歳でも十分な成績ですが、こうして見比べてみると4,5歳馬が中心でしょう。
今年のメンバーだと4歳はボルドグフーシュ(菊花賞2着)とジャスティンパレス(3着)、5歳は不在、6歳はディープボンド(4着)、7歳がメロディーレーン(5着)とメイショウテンゲン(12着)、8歳がユーキャンスマイル(3着)とアフリカンゴールド(12着)。
昨年は出走がなかったため、同じ舞台の阪神芝3000m・菊花賞組の成績は未知ですが、そこは素直にコース適性(急坂を2度通る内回りコースへの対応)の有無と判断します。
4歳馬の利点として挙げられるのが斤量です。1キロ少なくて済むのは、別定戦のルールで1~3月のうちは距離に応じて斤量減の恩恵があるからです。
・1400m未満は年明けから減量なし
・1400m以上、1600m以下は1月一杯まで1キロ減
・1600m超、2200m未満は2月一杯まで1キロ減
・2200m以上は3月一杯まで1キロ減
神戸新聞杯でのGⅡ勝ちがあるジャスティンパレスは1キロ増えて57キロ、ボルドグフーシュは神戸新聞杯3着以降は逆転して菊花賞2着→有馬記念2着ながら56キロでの出走となります。
有馬記念組が猛威を振るう一戦
続いて、今年のメンバーに当てはまる過去10年の前走レース別成績を見ていきます。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
有馬記念 | 5-5-1-5 | 31.3% | 62.5% | 68.8% |
日経新春杯 | 1-0-1-6 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
ダイヤモンドS | 0-1-3-17 | 0.0% | 4.8% | 19.0% |
松籟S | 0-1-0-4 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
ステイヤーズS | 0-1-0-1 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
京都記念G2 | 0-0-2-7 | 0.0% | 0.0% | 22.2% |
早春S | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
とにかく有馬記念組が圧倒的です。
毎年、有馬記念には2000mの天皇賞(秋)から3000mの菊花賞まで、幅広い臨戦過程が見られますが、その中でも長距離タイプの馬が春に使ってくるのがこの阪神大賞典というわけです。
その先には当然天皇賞(春)を見据えているわけですが、ここで着外に沈むようでは…という意気込みでしょう。
なお、有馬記念の1着馬は【2-0-0-0】、2着馬は【1-0-0-0】、3着馬は【1-0-0-0】。
6着以下でも【1-5-1-3】と巻き返しは十分可能ですが、より上の着順の方が信頼度は高まります。
有力馬がマクってそのまま押し切る!
最後に、過去10年の脚質別成績と上がり3ハロン上位の成績です。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0-0-2-8 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
先行 | 4-5-4-24 | 10.8% | 24.3% | 35.1% |
差し | 1-3-0-17 | 4.8% | 19.0% | 19.0% |
追込 | 0-1-4-28 | 0.0% | 3.0% | 15.2% |
マクり | 5-1-0-0 | 83.3% | 100.0% | 100.0% |
上がり | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1位 | 8-3-1-0 | 66.7% | 91.7% | 100.0% |
2位 | 1-4-1-2 | 12.5% | 62.5% | 75.0% |
3位 | 1-2-3-4 | 10.0% | 30.0% | 60.0% |
やはり、最後の直線が356.5mと中央4場の中でも短い部類ですから、直線を向いた時点で前にいないとなかなか届きません。
4コーナーで5番手以内にいる馬が【10-7-6-36】と全10勝を挙げているように、好走するためには序盤から前々で運ぶか勝負所で一気にマクって進出するかの2パターンが有効的です。
特にマクる競馬を仕掛けた馬は連対率100%です。
20年1着ユーキャンスマイル(2人気)
19年1着シャケトラ (1人気)
18年1着レインボーライン (3人気)
17年1着サトノダイヤモンド(1人気)
17年2着シュヴァルグラン (2人気)
13年1着ゴールドシップ (1人気)
相応の能力がないと実現できない立ち回りですが、ボルドグフーシュは菊花賞で通過順[12-13-10-4]、有馬記念で[14-14-15-6]と、直線が短いコースの大レースで既に実行済み。
7戦連続で上がり最速をマークしているように、コース・距離を問わず安定した脚を使える点も魅力的です。
騎手の乗り替わりがマイナスデータであることは確かですが、これまで4名の異なる騎手で好走実績がある“乗り手を選ばないタイプ”なのは頼もしいところ。川田騎手も2週続けて追い切りで乗っていますし、今年ここまで複勝率71.4%をマークしている全国リーディングに期待します。
【データ班・三崎がズバッと攻略02】
マクりの展開で穴を狙うならこのタイプ
今年の阪神大賞典(GⅡ)は、【ズバッと攻略01】で扱った“ボルドグフーシュによるマクりの展開”が発生すると決め打ちして分析していきます。
過去10年のうちマクりが決まったのは5回(2013,2017,2018,2019,2020年)。
各年の上位馬の通過順位をまとめてみました。★マークが付いているのがマクって好走した馬です。
【2020年】
1着[9-9-8-4]★
2着[10-10-10-7]
3着[7-7-7-7]
【2019年】
1着[8-9-2-2]★
2着[5-5-4-3]
3着[2-1-1-1]
【2018年】
1着[8-9-8-4]★
2着[7-6-7-4]
3着[4-4-3-3]
【2017年】
1着[7-8-8-4]★
2着[7-7-5-2]★
3着[9-9-9-7]
【2013年】
1着[7-7-4-3]★
2着[9-9-7-6]
3着[2-2-2-2]
序盤、中盤は中団にいた馬が3,4コーナーで一気に進出してくると、先行馬たちも抵抗しようと動いて行きます。
外から被されたり、自分のリズムを崩されたりするのは嫌ですし、前に行く馬は基本的に切れ味で劣るタイプが多いためセーフティーリードを保った状態で直線に向きたいですからね。
ただ、マクり馬によって動かされた場合は前が厳しい展開になって「前が片付けられた状態」になりがちです。
そこで台頭してくるのがマクり馬の後ろで控えている馬、一緒に動いてこれる馬です。
過去5回のレース内容を振り返ると、マクり馬よりも後ろにいた馬が漁夫の利の形で好走するケースが目立っています。
レース展開を決め打ちしている以上、この手のタイプの馬を探してみます。
ユーキャンスマイル(牡8)
石橋脩騎手・友道康夫厩舎
3年前、5歳時の話とはいえ、このレースをマクって制した実績を持つユーキャンスマイルを推奨します。
このレースは、特殊な条件ゆえに過去10年でもリピーターの活躍が見られます。
ゴールドシップ 【3勝】
ディープボンド 【2勝】
ユーキャンスマイル【1勝2着1回】
シュヴァルグラン 【1勝2着1回】
2021年にも通過順位[12-12-12-7]とレース後半の勝負に懸ける立ち回りで2着と好走しました。レース、コースに関する適性は十分でしょう。
年齢的な衰えは否めませんが、半年前の新潟記念(GⅢ)では後方から大外一気で2着と健在ぶりをアピールしました。
アルゼンチン共和国杯(GⅡ)でも直線でスムーズさを欠きながら0秒4差ですから条件さえ噛み合えばもうひと頑張りできてもという状態です。
そもそも、中10週以上で【3-3-0-5】と全盛期でもレース間隔を空けていた方が好結果が出ていたタイプ。
5着だった昨年よりも相手関係が楽になったとは言えませんが、前が厳しくなるマクりの展開になった時に出番があっても。
乗り替わりが頻発する中、石橋脩騎手が関西遠征をしてでも継続騎乗しているのは頼もしいですね。重賞メイン特捜部の情報報告会議を聞いていても、本人がいいイメージを持って乗っている馬のようですし、ここで一発を期待したいです。
過去10年の騎手の乗り替わり有無に関する成績を載せておきます。
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
継続騎乗 | 7-6-6-21 | 17.5% | 32.5% | 47.5% |
乗り替わり | 3-4-4-56 | 4.5% | 10.4% | 16.4% |
中山牝馬S(GⅢ)も
推奨馬同士の決着に!
【実際に公開した5頭】
④アートハウス
⑧スルーセブンシーズ(2人気1着)
⑨クリノプレミアム
⑫ストーリア (6人気2着)
⑭ウインピクシス
※馬番順
今週の『馬券候補はこの5頭!』
対象レースは
- 阪神大賞典(GⅡ)
- スプリングS(GⅡ)
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