
【金鯱賞2023予想】今回は稽古の中身が違う!ココは真骨頂がみられる1戦に!?
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金鯱賞(GⅡ)の調教分析
こんにちは!
重賞メイン特捜部調教班・富田です!
先週の弥生賞(GⅡ)で特注馬として挙げたワンダイレクトは3着という結果に。
当欄でお伝えした通り、今年の弥生賞も前半5F61秒0-後半5F59秒4という前哨戦らしい後傾ラップで推移し、ワンダイレクトも終いの末脚を引き出す調教通り、4コーナーでは外から絶好の手応えで上がってきましたが、ラストにやや伸びを欠いたのは本質的な距離適性の問題があったのかもしれません。
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調教班特注馬は
直近10週中7週で馬券に!
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朝日杯FS:レイべリング 3番人気3着
有馬記念:イクイノックス 1番人気1着
日経新春杯:ヤマニンゼスト 5番人気4着
AJCC:ユーバーレーベン 3番人気3着
根岸S:ギルデッドミラー 2番人気2着
東京新聞杯:ウインカーネリアン 4番人気1着
共同通信杯:タスティエーラ 2番人気4着
フェブラリーS:レッドルゼル 3番人気2着
阪急杯:グレナディアガーズ 1番人気7着
弥生賞:ワンダイレクト 2番人気3着
これで、当コンテンツでお届けしてきた【調教特注馬】は直近10週中7週で馬券圏内に好走中。
また、弥生賞を制したタスティエーラは、共同通信杯で【調教特注馬】に挙げ「厩舎の2歳馬の中でもモノが違う」「サトノクラウン初年度産駒の最高傑作」との情報をお伝えしていた1頭で、厳選提供レースの本命にも指名され3馬券種完全的中をお届けしました。
当コンテンツでお伝えした【調教特注馬】の馬名や情報は、次回の出走時に向けても注目しておくと、的中のお役に立てることがあると思います。
調教班・富田各馬の調教パターンの中には、馬券的中に繋がる厩舎サイドの勝負気配や、各馬の課題克服、仕上げや育成の意図といったコメントの裏に潜む関係者の思惑が詰まっています。
調教班・富田また、フェブラリーSのレッドルゼルように、調教パターンの変更に潜む“特別な裏事情”を入手した際には、その情報精度は非常に高くなることになります。
調教班・富田この先の春のGⅠシリーズに向けても、既に面白い情報が届き始めていますので、どうぞご期待してお待ちください。
【金鯱賞のチェックポイントその①】
特殊なコース形態に対応する調教が重要に!
それでは、本日も金鯱賞の好走調教パターンを
・最終追い切りの調教コース(最終追い切り)
・中間に使用した調教コース(中間)
の2点から紐解いていこうと思います!
(2018年~2022年まで)
栗東CW 1着4回 2着1回 3着2回
栗東坂路 1着1回 2着3回 3着1回
美浦南W 1着0回 2着1回 3着1回
栗東芝 1着0回 2着0回 3着1回
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金鯱賞の
調教チェックポイント① -
関西馬の優勢が目立つレース!
その中でも、栗東CWコースが◎!
2017年より、GⅠに昇格した大阪杯の前哨戦として3月に施行時期が変更となったこのレース。
関東馬は前週に行われる中山記念が大阪杯の前哨戦としての役割を担っているため、このレースでは近5年で馬券になった15頭中12頭が関西馬と、関西馬の優勢が目立つレースとなっています。
その中でも、最終追い切り栗東CWコースの調教馬が4勝と最もいい成績を収めています。
中京芝2000mは、向こう正面にある坂の頂点から、坂を下りながら回るスパイラルカーブの3~4コーナーをいかにこなすかがポイントの一つとなります。
遠心力で外に振られないようにコーナーを回るには、下り坂で加速しすぎないことも重要に。
3度の上り坂を乗り越えるタフなコース形態ということもあり、CWコースでコーナーワークや折り合い、スタミナを鍛える調教が重要になると言えるでしょう。
【金鯱賞のチェックポイントその②】
新装中京は旧中京とは“真逆”の傾向が!?
そして、中間の調教過程に関しては、近5年で馬券になった15頭中10頭が坂路&トラック併用での調整という結果に。
(2018年~2022年まで)
併用 1着4回 2着3回 3着3回
坂路のみ 1着0回 2着2回 3着1回
トラックのみ 1着1回 2着0回 3着1回
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金鯱賞の
調教チェックポイント② -
JRA10場中2位の急坂に備える!
坂路&トラック併用調教を狙え!
実は中京競馬場の直線コースには、JRA全10場の中で、中山競馬場に続く急坂が待ち構えています。
古くから競馬を見てきた方ほど「中京といえば平坦小回り」という認識を持っている方も多いかもしれませんが、2012年3月のリニューアル以降は真逆とも言っていい、広くタフさが求められる条件へと変化しているのです。
そんなタフなコース形態をこなすために、トラックコースで道中の折り合いとコーナーワークを鍛えつつ、坂路でラストまで脚を伸ばし、急坂への対応力を鍛える併用調教を消化することが重要と言えるのです。
【調教班・富田の特注馬】
今回は稽古の中身が違う!ココは真骨頂がみられる1戦に!?
ここまでのチェックポイントをまとめると、金鯱賞の好走調教パターンは
・最終追い切り:栗東CWコース
・中間:坂路&トラック併用
となります。
この好走調教パターンを今年の出走馬に照らし合わせると、最終追い切り栗東CWコースの時点でディープモンスター、バイオスパーク、マリアエレーナの3頭まで絞られます。
ただ、この中間、ディープモンスター、バイオスパークの2頭が坂路で追い切ったのは、帰厩直後の軽い運動だけ。
3頭の中で、唯一坂路&CWの両方で非常に濃い調教内容を消化してきたのが、マリアエレーナです!

マリアエレーナ(牝5)
松山弘平騎手・吉田直弘厩舎
3/7(火) 栗東CW 良 松山
[7F]97.4-81.1-65.7-50.7-36.8-11.8 馬なり
前走後は信楽牧場へと短期放牧に出て、2月7日に帰厩した後は坂路、CWコースを併用しながら、極めて意欲的な稽古を消化して来ました。
2月28日にはCWコースで6F80秒8-11秒3と抜群の伸び脚を披露。
3月4日には坂路の自己ベストを更新し、この日の坂路一番時計となる4F50秒4-12秒3をマーク。
そして、最終追い切りでは松山騎手直々に手綱を執り「馬がやる気になっている。前走は追い切りの時から物足りなさがあったけど、今回は前走以上の状態にある」と好感触を掴んでいます。
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金鯱賞の
調教チェックポイント③ -
坂路の自己ベスト更新&CWで意欲的な調教!
今回は稽古の中身が違う!
各馬の最終追い切りは水曜日か木曜日に行われることが大半ですが、吉田直弘厩舎は火曜日追いが王道パターン。
通常よりも、追い切りからレースまでの間隔は長くなりますが……
某厩舎関係者レースまでの間隔が長くなる分、中間にシッカリと攻めることができる。
某厩舎関係者(マリアエレーナは)とにかく厩舎が無理使いしないように気をつけてきた馬。今回もココを目標に万全の状態にあるよ。
と、関係者が語ったように、吉田厩舎流の調教パターンで万全の状態にあると見ています!
2走前の天皇賞(秋)は前半で他馬に寄られる不利があっての7着で、前走の愛知杯も道悪馬場と56.5キロのトップハンデが応えた敗戦。
3走前の小倉記念では、後にエリザベス女王杯を制し、有馬記念でも3着に好走したジェラルディーナに5馬身差をつける大楽勝を飾っており、能力を出し切れれば、牝馬路線でもトップクラスの能力を有している1頭だと思っています。
松山騎手も「良馬場でやりたい」と切望していましたが、420キロ台と小柄な当馬にとって、斤量55キロかつ開幕週のキレイな馬場での出走が叶いそうなのは大きなプラス材料。
稽古での充実ぶりからも、ようやくこの馬の真骨頂を見せてくれそうな1戦と思っています。


中山記念(GⅡ)も
推奨馬同士の決着に!
【実際に公開した5頭】
①ダノンザキッド
④ドーブネ (7人気3着)
⑥ソーヴァリアント
⑪ヒシイグアス (5人気1着)
⑬ラーグルフ (8人気2着)
※馬番順
フェブラリーS(GⅠ)も
推奨馬同士の決着に!
【実際に公開した5頭】
④ドライスタウト
⑥メイショウハリオ (4人3着)
⑦レモンポップ (1人1着)
⑨ショウナンナデシコ
⑮レッドルゼル (3人2着)
※馬番順
今週の『馬券候補はこの5頭!』
対象レースは
- 金鯱賞(GⅡ)
- フィリーズR(GⅡ)
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