
【金鯱賞2023予想】要注目のGⅠ前哨戦!今年は特大万馬券の可能性が……!?
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【金鯱賞】重賞攻略ガイド
【平井雄二のレース展望】
今年は100%のデータがストップ!?
1着馬には大阪杯の優先出走権が与えられる前哨戦かつ別定GⅡの金鯱賞は、有力馬の参戦が多く見られる注目のレース。
例年であればGⅠ馬の参戦も多いのだが、イクイノックス、ドウデュースなどトップレベルの多くがドバイへ遠征しているため、今年はやや格落ちのメンバー構成になったことは否めない。
3月に行われるようになった2017年以降、1番人気は複勝率100%、すなわち全て馬券に絡んでいるのだが、今年は過去のデータが当て嵌まらない年になるかもしれない。
また、1番人気が好走しているものの、もともと馬券的には堅い決着が少ないレースでもある。
2017年以降、全て万馬券決着であり、2017年は19万馬券、2021年には10番人気ギベオンが勝利し78万馬券が飛び出ている。
攻略には多角的な情報力が必要
その理由は、前哨戦であるため各陣営の思惑と熱量に違いがあり、逆転劇が起こりやすい状況であること。
もうひとつは、前有利の傾向が強い中京芝2000mかつ開幕週で行われることが関係している。レースの展開やペースが与える影響がかなり大きいのだ。

金鯱賞を馬券攻略するためには、多角的な情報力が必要とされるのである。
一介のマスコミ関係者やファンのレベルの情報力では的中に辿り着くのが難しいことは、過去の結果が証明している。
弊社シンクタンクは、元JRA騎手、元JRA調教師といった大物OBや、現役馬主などの大物関係者が情報ルートとして在籍し、長年に渡ってトレセン内外の関係者と信頼関係を築きあげ、業界最高峰と自負する情報網を構築。
また、一般ファンでは注目しないような膨大なデータを持ち、長時間かけてレースを分析するプロのスタッフが在籍している。
だからこそ、他とは精度の高い結論を導き出すことができ、去年の金鯱賞でもしっかり万馬券を含め完全的中させている。
【最終結論】は天候、馬場、馬の状態などをしっかり把握した上でお伝えする。レース当日まで期待してお待ちいただきたい。
特別登録メンバー
アラタ
ヴェローチェオロ
グランオフィシエ
ディープモンスター
バイオスパーク
ハヤヤッコ
フェーングロッテン
プログノーシス
ポタジェ
マリアエレーナ
ヤマニンサルバム
ルビーカサブランカ
ワンダフルタウン
【データ班・三崎がズバッと攻略01】
今年も逃げ有利の傾向は軽視できない!
先週の弥生賞(GⅡ)では、推奨したトップナイフが2着を確保。4コーナーで2~4番手の馬が上位を占めたように、今年も先行力が求められました。
これで当欄で推奨した馬は7週連続馬券圏内となりました。
■アメリカJCC(GⅡ)
└1着ノースブリッジ(4人気)
■根岸S(GⅢ)
└2着ギルデッドミラー(2人気)
■東京新聞杯(GⅢ)
└2着ナミュール(2人気)
■共同通信杯(GⅢ)
└2着タッチウッド(5人気)
■フェブラリーS(GⅠ)
└3着メイショウハリオ(4人気)
■阪急杯(GⅢ)
└1着アグリ(2人気)
■弥生賞(GⅡ)
└2着トップナイフ(1人気)
これからも2頭揃って馬券圏内、美味しい穴馬の選出を目指してデータ分析に取り組んでいきます。
金鯱賞(GⅡ)は、2017年から3月施行となり、1着馬に大阪杯(GⅠ)の優先出走権が与えられる前哨戦という位置付けになりました。
まずは、過去6年の脚質別成績を見ていきます。
着目する頻度の高いデータですが、極端に有利なポジションがある場合、そこで自分の競馬ができそうな馬を探すことは基本です。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 2-2-1-1 | 33.3% | 66.7% | 83.3% |
先行 | 2-2-1-16 | 9.5% | 19.0% | 23.8% |
差し | 2-2-4-14 | 9.1% | 18.2% | 36.4% |
追込 | 0-0-0-24 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3月の金鯱賞は、6回中5回で逃げ馬が馬券圏内に残しているレースです。
22年1着ジャックドール (1人気)
21年1着ギベオン (10人気)
20年3着ダイワキャグニー (6人気)
19年10着タニノフランケル (8人気)
18年2着サトノノブレス (8人気)
17年2着ロードヴァンドール(7人気)
何と言っても開幕週。現行の番組だと年明けに1開催行われていますが、終盤(1/28~2/5)の4日間はBコース(Aコースから3m外に内柵を設置)で行われています。
今回は、内柵を最内に設置するAコースを使用。痛みの見られる箇所は芝が張り替えられていますし、約1か月半の間隔が開けば良好な馬場でのレースとなります。暖かくなってきましたしね。
綺麗な馬場では余計なパワー、スタミナを使わずにスピードを出すことができるため余力十分で直線に向けます。追い込み馬も伸びてきますが、前も簡単には止まりません。また、コーナーは4つで進路の内と外を通るのでは明確な距離差が生まれます。
ここまでは一般的な部分です。
暮れに行われていた2012~2016年の5年間は、開幕週でも逃げ馬は【0-0-0-5】で5着がやっと。1人気1頭、2人気1頭がいても苦戦しています。
3月開催の金鯱賞になってから逃げ残りの傾向が強まっている原因は、“前哨戦のレース性質”が関係していると推測します。
暮れの開催では、目先の重賞タイトルを目掛けて早め早めの展開になりやすく、早めに来られて逃げ馬が苦しくなるパターンが見られました。
対して前哨戦では「目標は次のGⅠレース」という馬は強引に動いて行くことがあまりないため、逃げ馬が展開的にも楽をしやすいのでしょう。
歴代の逃げ馬6頭の前走脚質別成績を見てみると…
前走脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100.0% |
先行 | 1-2-0-1 | 25.0% | 75.0% | 75.0% |
もともと前々での競馬をしている個性の馬たちでした。
今年も逃げ有利の傾向をしっかり押さえていきます。
フェーングロッテン(牡4)
松若風馬騎手・宮本博厩舎
メンバーで唯一、前走で逃げているフェーングロッテンを推奨します。
前走の中山金杯(GⅢ)では、好スタート好ダッシュで前に行き、ウインキートスに競られるも内枠を生かしてマイペースの単騎逃げに持ち込むことができました。
最後は差されてしまいましたが、着差なしの3着。勝ったラーグルフは、当時本調子ではなかったとはいえ後の中山記念(GⅡ)でも2着の実力馬ですから評価に値します。
中京コース実績はもちろん、直線の長いコース、坂のあるコースでも力を発揮できているので、あとはいかに自分の競馬に持ち込めるか。
陣営はこれまで逃げにこだわっていない様子でしたが、同型不在となれば自然と行くことになるでしょう。
今回、少し気掛かりなのがGⅠ馬がポタジェのみという点。目先の重賞タイトル欲しさに全体が前掛かりのペースになる12月時代がチラつきますが……2番手集団にいるであろうマリアエレーナやヤマニンサルバムは溜めたいタイプですから狙い通りの展開になるはず。

【データ班・三崎がズバッと攻略02】
左回りコース専念組に妙味あり!
今回は、前走コースの“回り”別成績を見てみます。右回りコース・左回りコースのどちらを使ってきたかというものです。(過去6年)
前走 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
右回り | 3-4-3-45 | 5.5% | 12.7% | 18.2% |
左回り | 3-2-3-10 | 16.7% | 27.8% | 44.4% |
なんと、前走左回りコース組の好走率が圧倒的に高くなっています。
馬券になっているのは右回り組が55頭中10頭、左回り組が18頭中8頭ですから“左回りコースにこだわってきた馬”が要警戒であることが分かります。
続いて、前走レース別成績を見ていくわけですが、参考に右回り組で馬券になっているレースを掲載します。
右回り組 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
有馬記念 | 3-0-1-8 | 25.0% | 25.0% | 33.3% |
凱旋門賞 | 0-1-1-0 | 0.0% | 50.0% | 100.0% |
小倉大賞典 | 0-1-0-6 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
香港カップ | 0-1-0-1 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
香港ヴァーズ | 0-1-0-0 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
チャレンジC | 0-0-1-2 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
有馬記念(GⅠ)や凱旋門賞(GⅠ)、香港国際競走といったトップクラスのGⅠ組が大部分を占めています。
対して左回り組はどうでしょう。
左回り組 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
白富士S | 2-0-3-1 | 33.3% | 33.3% | 83.3% |
日本ダービー | 1-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ジャパンC | 0-1-0-2 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
中日新聞杯 | 0-1-0-2 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
ダービー組やジャパンC組を押さえて、5頭も馬券に絡んでいるのが白富士S組。東京芝2000mという同じ距離の左回りコースで、重賞ではないにもかかわらず好成績を残しています。
同組目線で見てみると、3,4月はオープン以上の選択肢が中山記念(GⅡ・中山芝1800m)・大阪城S(L・阪神芝1800m)・大阪杯(GⅠ・阪神芝2000m)・福島民報杯(L・福島芝2000m)といったレースですので、コース形態や距離的に金鯱賞が魅力的に感じます。
当然、有力馬が集まるGⅡなので厳しい戦いが想定できますが、それでも出走に踏み切るのは陣営がコース適性や状態面、能力面に自信を持っているからでしょう。
22年1着ジャックドール (1人気)
21年1着ギベオン (10人気)
21年3着ポタジェ (6人気)
20年3着ダイワキャグニー(6人気)
17年3着スズカデヴィアス(13人気)
当時の立場的にも次のGⅠがどうこうではなく目先の結果を求めています。人気を大きく上回る激走も多く、きっちり仕上げて勝負の一戦と見ても間違ってはいないはずです。
ヤマニンサルバム(牡4)
浜中俊騎手・中村直也厩舎
中京で4戦4勝のコース巧者、白富士S3着から挑むヤマニンサルバムを推奨します。
前走の白富士Sでは、序盤は先行ポジションで運べていたものの、少頭数でもインのポケットにいたことで思うように動けず、外からどんどん交わされて通過順[3-4-6]とスムーズさを欠きました。(直線を向いた時には後方集団)
幸い、直線では前が開いて3着まで伸びてきました。不慣れなレース内容でローズS(GⅡ)で2着のサリエラや後に中山記念(GⅡ)で3着のドーブネと接戦を演じたのだから評価できます。
中京では負けなし、芝2000mで2連勝。どちらも各クラスの骨っぽいメンバーが相手でも堂々の勝ちっぷりでしたから金鯱賞は絶好の挑戦レースと言えます。
今回は切れ味があるプログノーシスが後ろにいるので、セーフティーリードを保ったまま直線に向くことができれば粘り込めるチャンスはあるでしょう。



中山記念(GⅡ)も
推奨馬同士の決着に!
【実際に公開した5頭】
①ダノンザキッド
④ドーブネ (7人気3着)
⑥ソーヴァリアント
⑪ヒシイグアス (5人気1着)
⑬ラーグルフ (8人気2着)
※馬番順
フェブラリーS(GⅠ)も
推奨馬同士の決着に!
【実際に公開した5頭】
④ドライスタウト
⑥メイショウハリオ (4人3着)
⑦レモンポップ (1人1着)
⑨ショウナンナデシコ
⑮レッドルゼル (3人2着)
※馬番順
今週の『馬券候補はこの5頭!』
対象レースは
- 金鯱賞(GⅡ)
- フィリーズR(GⅡ)
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