
【栗東鬼調教】先週はグレナディアガーズに先着
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【弥生賞1週前】先週に比べると動きはグンと良くなっています
どうも、栗東の調教担当・松崎だ。
今週は、次週の弥生賞へ向かうセッション(斉藤崇)の1週前追い切りを取り上げる。
22日のCWコースで行い、6F:81.3-65.7-50.5-36.7-23.2-11.5秒をマーク。
斉藤崇調教師は「手応えに余力がありましたし、先週に比べると動きはグンと良くなっていますよ」と、調教の動きに合格点を与える。
「競馬が上手ですし、使う毎に緩さもマシになってきました。ここに入っても能力は十分通用すると思っています」と、ここで皐月賞への優先出走権(3着以内)を狙う構え。なお、鞍上はムルザバエフ騎手に決まった。
CWの6F追いは、向正面から計測が開始されるが、4F~3Fのコーナ部分で減速しやすい。今週のセッションの時計を1Fずつ見ると、ゴールに向かって加速しているのが分かる。
6~5F 5~4F 4~3F 3~2F 2~1F 1~G
15.6-15.2-13.8-13.5-11.7-11.5秒

弥生賞が行われる中山芝2000mは、コーナー4回の小回りコース。調教と同じようにコーナーで減速せずに立ち回ることができれば、実戦でも好位から直線での叩き合いに持ち込めるはずだ。

【栗東鬼調教】では、栗東トレーニングセンターの調教コースの中でも、メインとなる坂路、CWコースのそれぞれから1頭ずつ注目馬をピックアップ。
今後も、より配当妙味を追求し
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と言われるような情報をより多くお届けできるよう、情報収集に努めていくつもりだ。
【今週のCWコースNo.1】馬場も悪く力の要るチップだけに価値がある
2月25日(土)阪神3R 3歳未勝利
フライングブレード(牡3)
和田竜二騎手・飯田祐史厩舎
2/22 栗東CW 重 調教師
[6F]84.1-67.5-52.5-37.6-23.5-11.5 馬なり
- チェックポイント
- ・2週続けてCWで加速ラップ
- ・1週前のラスト1F:10.8秒は破格
今週のCWコースNo.1は、1週前追い切りの動きが目立っていたフライングブレード。
今週の最終追いも綺麗な加速ラップを踏んだ水準以上の好時計だが、和田騎手が跨っていたとはいえ、先週のCWで叩き出した6F:85.6-69.0-53.1-37.3-22.7-10.8秒は破格。
先週は雪の影響で馬場も悪く力の要るチップ。脚力のない馬が直線で失速するシーンも多く見られ、ジョッキーたちからも「大雪の影響もあって馬場が重たくなっていた」との声が聞かれた。
その中で最後まで加速し続け、ラスト1F:10.8秒はこの日唯一の10秒台。10秒台のラップは通常時でもなかなか見ないだけに未勝利馬が出したこの時計は価値がある。
前走は前有利な中京では致命的な出遅れ。今回もスタートが鍵を握っているが、五分にさえ出れば直線で自慢の脚力を武器に圏内以上がありそうだ。
【今週の坂路No.1】復帰戦からクラス突破の期待が懸かる動き!
2月26日(日)小倉6R 4歳以上1勝クラス
スーリールダンジュ(牝4)
藤岡佑介騎手・中内田充正厩舎
2/22 栗東坂路 重 藤岡佑
[4F]53.1-38.7-24.8-11.9 末強め
- チェックポイント
- ・3週続けて坂路でラスト1Fは11秒台
- ・先週はグレナディアガーズに先着
今週の坂路No.1は、長期休養明けでも中間の動きが素晴らしいスーリールダンジュ。
最近はどの厩舎も1週前に馬を仕上げるケースが増えており、今週の出走馬の中には、先週降った雪の影響で『1週前にビッシリ追う予定だったのが負荷をかけるのを控えた』という馬も混在している。
そういう馬がいる中、スーリールダンジュの1週前追い切りは、阪急杯に出走するグレナディアガーズと併せて先着。坂路で出した52.8-38.1-24.2-11.8秒は自己ベストで、3週前、今週といずれもラスト1Fは11秒台。
初戦2着時の勝ち馬クリノマジン、前走2着時の勝ち馬バンデルオーラはともに現3勝クラス。重馬場実績のあるスーリールダンジュにとって、小倉最終週の荒れ馬場で行われる復帰戦は、休み明けから1勝クラス突破の期待が懸かる。