
【栗東鬼調教】初戦でコケるシーンがイメージできない!
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どうも、栗東の調教担当・松崎だ。
先週【今週のCWコースNo.1】として取り上げたミッキーキャンバスは、初出走ながら既走馬を相手に快勝。
調教の動きから「先天的な立ち回りの上手さを感じさせる」と評したが、CWで水準以上の時計を出し、なおかつ加速ラップを踏んでいた通り、実戦でも道中10番手からコーナーで番手を上げて4角2番手から押し切ってみせた。
CWなどのコース追いで加速ラップを踏んでいる馬は、レースに行ってもコーナーで番手を押し上げられる。
小回りや芝の内回りコースの出走馬でこういう調教を積んできた馬には常に注意が必要だ。

【栗東鬼調教】影響が出るのは今週より来週のレース
水曜の栗東トレセンは降雪で5cmほど積雪。
先月末も大雪により同じようなような状況があったが、約15cm積もった先月は、A、B、C、DP等のコースが閉鎖され、Eコースと坂路でしか調教ができなかった。
それに対し、今週は、坂路、C、Eコースが使用可能。
CW追いがメインの厩舎にとっては、短期間で2度も調教パターンを変えなくて済んだわけだが、ジョッキーたちからは「大雪の影響もあって馬場が重たくなっていた」との声が聞かれた。
まあ、最近はどの厩舎も1週前に馬を仕上げるケースが増えており、当週に多少の“イレギュラー”があっても態勢にそう影響はない。
1週目にビシッと追う厩舎が増えていることを考えれば、むしろ影響が出るのは今週より来週のレースに使う馬だろう。
『1週前にビッシリ追う予定だったのが、雪の影響もあって今週は負荷をかけるのを控えた』
という馬も紛れ込んでいるはずで、いつもと違って当週に強い負荷をかけて来た場合は、嫌って妙味というパターンもありそうだ。

【栗東鬼調教】では、栗東トレーニングセンターの調教コースの中でも、メインとなる坂路、CWコースのそれぞれから1頭ずつ注目馬をピックアップ。
今後も、より配当妙味を追求し
「このコンテンツを見なければ買えなかった!」
と言われるような情報をより多くお届けできるよう、情報収集に努めていくつもりだ。
【今週のCWコースNo.1】調教から分かるダッシュ力とコーナーワークの技術
2月19日(日)阪神8R 4歳以上1勝クラス
スペシャルナンバー(牡4)
鮫島克駿騎手・西村真幸厩舎
2/15 栗東CW 不良 鮫島駿
[6F]83.7-68.3-52.9-37.2-22.6-11.0 G前一杯
- チェックポイント
- ・1週前がOP馬でも出せないような好時計
- ・今週は不良馬場でラスト1F:11.0
今週のCWコースNo.1は、今回が地方からの出戻り初戦となるスペシャルナンバー。
昨年11月に盛岡で連勝し、今年の年明けに栗東トレセンへ入厩。
その勝ちっぷりが余程良かったのか、再転入の場合、キャリアが浅い厩舎に預託しがちなヒダカBUにしては、中堅クラスの良い厩舎を選択した印象。
その能力の高さは調教にも表れており、一杯に追われた先週のCWでの1週前追い切りが
[6F]80.1-64.9-50.8-36.3-22.9-11.4
という、OP馬でもなかなか出せないような好時計。
ジョッキー騎乗の今週も不良馬場でラスト1F:11.0を叩き出しており、なかなか切れのある動きを見せた。
厩舎サイドは「脚元がちょっとゴトゴトしてきた」と話しているが、歩様を確認したジョッキーは「このくらいなら大丈夫」と。いずれにせよ、今の状態でどれくらい走れるのか。
今回走る阪神ダ1200mは、スタート地点から最初のコーナーまで342mあり、テンのダッシュ力とコーナーワークの上手さが求められる.
調教を見る限り、その2つが備わっているスペシャルナンバーは、出戻り一発目から注目。
【今週の坂路No.1】初戦でコケるシーンがイメージできない!
2月19日(日)東京5R 3歳新馬
オーディブルコール(牡3)
J.モレイラ騎手・池江泰寿厩舎
2/8 栗東坂路 良 助手
[4F]52.0-37.2-23.9-11.8 強め
- チェックポイント
- ・走りにくかった今週の坂路の動きがダイナミック
- ・しっかりと負荷をかけた先週、2週前のCWも◎
今週の坂路No.1は、先週、2週前のCWでしっかりと負荷をかけ、終い重点の今週の坂路の動きがダイナミックだったオーディブルコール。
水口ジョッキーが跨った2週前追い切りの時点で、どこに使うか注目していた馬。
モレイラ騎手が確保できたことで東京デビューになったが、怖かったのは除外だけで中間の動きは文句なし。
CW同様、今週水曜の坂路は不良馬場で時計がかかっており、オーディブルコールよりも速い時計、速い上がりを使って加速ラップが踏めた3歳馬はモズアカボスの1頭のみ。
どちらも外国産馬という共通点があるのはたまたまだろうが、普段よりも走りにくい馬場だったのは間違いない。
デビュー前の時点で、そんな馬場にもキッチリと対応してみせたのが同馬の凄さであり、調教の動きの良さから初戦でコケるシーンはイメージできない。