【シルクロードS2023】近5年はガラリと傾向が変わった！？ポイントは中○週以上！

1月29日(日)には、シルクロードS(GⅢ)が行われます。

牧場サイドとして注目したい傾向は、近5年のこのレースにおける「中8週以上」間隔が空いた「外厩調整馬」たちの強さです！

中7週以内でこのレースを使った馬たちが、2013年～2017年までの5年間では15頭中13頭が馬券になっていましたが、2018年～2022年までの5年間では15頭中4頭まで減少。

また、近5年で中間に外厩への放牧を挟まずに馬券になったのは、22年3着ナランフレグ、18年3着ティーハーフの2頭のみで、連対馬は中8週以上間隔を空けた放牧明けの馬たちに絞られます！

外厩施設が充実してきた現代競馬は前哨戦の位置づけに変化がみられ、約1ヶ月前に組まれている直接のGⅠ前哨戦を使うよりも、2～3ヶ月ほどスパンを空け、外厩施設で調整してから本番を目指すことが多くなってきました。

そういう意味では、春のスプリント路線における大本番となる高松宮記念と同条件かつ、約2ヶ月という絶妙なレース間隔をとれるシルクロードSは、有力馬をジックリ調整したい陣営にとって、非常に都合のいい条件が揃っている1戦とも捉えられるわけです。

ちなみに、今年の登録メンバーで「中8週以上」に該当するのは……

前身のヒイラギSと併せると、20年2着エイティーンガール、21年1着シヴァージがフォレストヒルからの放牧明けで好走。

フォレストヒルには、非常に勾配が急な坂路施設があり、栗東坂路でバンバン好時計を出している森秀行厩舎の管理馬たちが、ここでスピードを鍛え上げていることでも知られています。

今年も、フォレストヒルからの放牧明けでエイティーンガール、シゲルピンクルビーの2頭が送り込まれますが、2頭共に人気薄での出走が濃厚な状況。

特に、エイティーンガールは前述の通り3年前の2着馬で、このレースは高齢の実績馬の復活が穴パターンの1つとなっているだけに、当馬もココで久々の激走がみられるかもしれません！

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紅一点の牧場情報筋

情報ルートNo.93・久美

チームスタリオンの紅一点。誰もが名を知る現役の馬主と太い繋がりを持ち、生産者グループの内情にも深く精通している。

競馬関係者たちに広く顔が知られており「久美ちゃんだから話すけど……」と、思わず“本音”を漏らすことも珍しくなく、その情報収集力を買われてチームスタリオンに加入することとなった。