
【根岸ステークス2023予想】今年買うべき馬はどっち!?ダート短距離界の特殊事情が攻略のカギ!
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【根岸ステークス】重賞攻略ガイド
【平井雄二のレース展望】
この条件だからこそ逆転劇が起こる!?
フェブラリーSの前哨戦で本番の好走馬も輩出しているが、「ココがメイチ」と参戦する馬も少なくないレース。
その理由は“ダート1400m”という距離にある。
ダート短距離のオープンクラス以上はフルゲートになることが多く、関係者から「なかなか思い通りの番組を使えない」と賞金不足での除外を嘆く声はよく聞く話。
重賞も例外ではなく、まして中央競馬の1400m以下のダート重賞は根岸S、プロキオンS、カペラSの3鞍しかなく、交流重賞には中央枠が設定されている。
出走だけでも“狭き門”、そこをクリアした「1400mがベスト」というスペシャリストの勝負度合いが高くなるのは言うまでもなく、世間の低評価を覆して激走し高配当を演出することがしばしば起こっているのだ。
的確なジャッジが求められる!
ただし、こうした勝負度合いが高い馬をレース前に把握するのは簡単な話ではなく、必ずしも好走するとは限らない。
意気込みだけで能力差を逆転できるほど甘くないのが勝負の世界。競馬も同様であり各馬の力関係をしっかりと踏まえた上で、どの馬が「買い」なのかを的確にジャッジできなければ的中にはたどり着けない。
弊社シンクタンクにはJRA元騎手、元調教師といった大物OBを筆頭に、トレセン内外に太いパイプを持つ物関係者が情報ルートとして在籍しており、馬券に直結する本音である『本物の関係者情報』を入手している。
そして、レース分析やデータ分析をあらゆる角度から行うプロのスタッフたちが、馬券攻略のために長い時間を費やし、各馬の力関係などを的確に把握。
このような業界最高峰の情報提供体制が整っているからこそ実績を積み上げることができ、創業1994年以来、長きに渡って競馬ファンの方からご愛顧を頂戴している。
【最終結論】は天候、馬場、馬の状態などをしっかり把握した上でお伝えするので、レース当日までお待ちいただきたい。
特別登録メンバー
アドマイヤルプス
エアアルマス
オーロラテソーロ
ギルデッドミラー
ケンシンコウ
コパノマーキュリー
ジャスパープリンス
セキフウ
タガノビューティー
テイエムサウスダン
デンコウリジエール
バトルクライ
ヘリオス
ベルダーイメル
ホウオウアマゾン
レディバグ
レモンポップ
カジノフォンテン
【データ班・三崎がズバッと攻略01】
重賞ならではの激走パターンを見つけ出せ!
先週のアメリカJCC(GⅡ)は、推奨馬のノースブリッジが先行策、4コーナー3番手の位置取りから押し切り勝ちを決めました。
今週から関東の開催は東京競馬場が開幕します!当欄ではフェブラリーS(GⅠ)の前哨戦にあたる根岸ステークス(GⅢ)のデータ分析を行います。
まずは、2022年に行われた東京ダ1400m(93鞍)の脚質別成績をご覧ください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 18-11-8-56 | 19.4% | 31.2% | 39.8% |
先行 | 41-36-39-211 | 12.5% | 23.5% | 35.5% |
差し | 28-33-35-455 | 5.1% | 11.1% | 17.4% |
追込 | 6-13-11-445 | 1.3% | 4.0% | 6.3% |
一般的なダートコースのイメージ通り、逃げ・先行馬有利の決着が目立ちます。
芝と比べて時計が掛かる分、後ろから並びかけようとすると物理的に時間を要するし、スタミナやパワーも使います。序盤から前にいる馬がそのまま押し切りやすいわけですね。
ですが、根岸Sに限定してみると…。(過去10年)
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
先行 | 1-4-2-34 | 2.4% | 12.2% | 17.1% |
差し | 5-4-3-44 | 8.9% | 16.1% | 21.4% |
追込 | 4-2-5-39 | 8.0% | 12.0% | 22.0% |
逃げて馬券になった馬は0頭。表を見ての通り差し・追い込み馬優勢となっています。土日の同コースの結果を見てもあまり参考にならないので注意が必要ですね。
この背景には、平井先生の【レース展望】でも触れられている
・中央競馬の1400m以下のダート重賞は3鞍のみ
・賞金不足に悩む陣営が多いダート短距離路線
という部分が関係してきます。
出走可能な賞金を持っているなら1200mを得意とする馬も1600mを得意とする馬も参戦してきます。
短距離志向のスピードタイプが混じっていることで序盤のポジション争いが激化し、全体のペースが速くなりやすく、それらが最後に止まったところを差し・追い込み馬が交わしてくる根岸S特有のパターンが出来上がるわけです。
ここまで読んでいただくと、上がり3ハロン上位馬の好走っぷりも納得できるはずです。
上がり3F | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1位 | 4-2-3-2 | 36.4% | 54.5% | 81.8% |
2位 | 4-1-2-3 | 40.0% | 50.0% | 70.0% |
3位 | 2-1-1-6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
4位下 | 0-6-4-115 | 0.0% | 4.8% | 8.0% |
このような走りがイメージできる馬を有力視すべきでしょう。
ギルデッドミラー(牝6)
三浦皇成騎手・松永幹夫厩舎
ダート転向後は3戦3連対、前走の武蔵野S(GⅢ)で重賞初勝利を挙げたギルデッドミラーを推奨します。
その前走は、好スタートから楽に先行集団に付けると、他の行きたい馬たちを行かせて一歩引いた位置でジッと脚を溜めることに。
ダートでの経験を積んだことで砂を被っても問題なく、直線で外に持ち出してからは唯一後ろから伸びてきて差し切り。
2着レモンポップが道中3番手、3着バスラットレオンが逃げていたように、前残り決着を上がり最速で仕留めた内容は評価に値します。例年の傾向から34秒台の切れ味は武器になります。
ダート初戦が新潟の1200mでしたし距離短縮も対応可能でしょう。
何より、この根岸Sは前が速くなりやすく差し馬に有利のレース。更に突き抜けるシーンまであっても良さそうです。

【データ班・三崎がズバッと攻略02】
好走数は最多!前走1400m組から穴狙い!
中央競馬で数少ないダート短距離重賞、フェブラリーS前哨戦という時期で、例年、様々な臨戦過程の馬が集まります。
そこで、今年のメンバーに該当する前走距離別成績を見てみましょう。
前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1200m | 2-2-1-41 | 4.3% | 8.7% | 10.9% |
1400m | 2-5-4-57 | 2.9% | 10.3% | 16.2% |
1600m | 4-1-1-12 | 22.2% | 27.8% | 33.3% |
1800m | 2-2-4-12 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
好走率で勝るのは1600m、1800mからの距離短縮組。武蔵野S(GⅢ)やチャンピオンズC(GⅠ)といったハイレベルなレースを戦ってきた馬が中心です。
好走馬の数で勝るのは同距離の1400m組。こちらは出走頭数が多いことも関係しています。
昨年が1着テイエムサウスダン(6人気)、2着ヘリオス(4人気)、3着タガノビューティー(2人気)と3頭とも前走1400m組でした。当然、軽視するわけにはいけません。
今回は、前走1400m組に限定して絞り込んでいきます。
直近に行われるダート戦の開催週や条件(ハンデか別定か)がコロコロと変わっているので多角的に見てみます。
まずは前走レース別成績です。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ギャラクシーS | 1-2-1-10 | 7.1% | 21.4% | 28.6% |
兵庫GT | 1-0-1-16 | 5.6% | 5.6% | 11.1% |
ファイナルS | 0-1-1-4 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
霜月S | 0-1-0-6 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
JBCスプリント | 0-1-0-2 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
すばるS | 0-0-1-9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
最も馬券圏内に来ているのが前走ギャラクシーS組。阪神ダ1400mのオープン特別です。
ただ、別定戦の時が【1-2-1-4】、ハンデ戦の時が【0-0-0-6】と極端に差があるため鵜呑みにしづらいところです。2022年はハンデ戦でした。
続いて前走からのレース間隔。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
連闘 | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中1週 | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中2週 | 0-0-1-9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
中3週 | 0-0-1-9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
中4週 | 2-3-1-22 | 7.1% | 17.9% | 21.4% |
中5週 | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中7週 | 0-0-1-0 | 0.0% | 0.0% | 100.0% |
中9週 | 0-1-0-4 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
10週上 | 0-1-0-7 | 0.0% | 12.5% | 12.5% |
中4週組の好走が目立ちます。週で言うと有馬記念週なので、ギャラクシーS(12月1週目で中7週の時もある)やファイナルS、兵庫GT(JpnⅢ・12月最終週で中3週の時もある)などが該当します。
こうして見てみると、間隔が詰まっていると割り引きしたくなります。
続いて前走着順別成績です。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1着 | 1-3-0-16 | 5.0% | 20.0% | 20.0% |
2着 | 0-2-1-9 | 0.0% | 16.7% | 25.0% |
3着 | 1-0-2-5 | 12.5% | 12.5% | 37.5% |
4着 | 0-0-0-7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5着 | 0-0-1-5 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
6着下 | 0-0-0-14 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
馬券圏内、最低でも掲示板圏内に好走していることが理想でしょう。
同距離の中央重賞は今の番組だと他にありません(プロキオンSが一時的に小倉1700m)から、オープン特別や交流重賞で上位争いできるだけの実力が求められます。
冬場で馬体がなかなか絞れないなど調整面にも関わってきますし、「直近で好走している=調子はある程度いい」という大まかな目安にもなります。
オーロラテソーロ(牡6)
原優介騎手・畠山吉宏厩舎
全ての好走データを完備するような馬はいませんが、前走兵庫GT(JpnⅢ)・中4週・前走4着と満遍なく好印象のオーロラテソーロを推奨します。
昨年6月の松風月S(OP)を勝って賞金加算をしてからは交流重賞に参戦。その初戦クラスターC(JpnⅢ)でいきなり勝利、東京盃(JpnⅡ)で3着と即通用しました。
好勝負を演じた相手もリュウノユキナやレッドルゼル、テイエムサウスダンといった実力馬たちですから陣営としても自信に繋がったことでしょう。
前走は積極的にハナを奪うも向正面で鞍上の手が動き出し、終始追い通しのような内容でよく僅差の4着に残したなというレースでした。競り掛けられていましたし、コーナー4つのコースが初めてだったことがどこまで影響したのかは不鮮明。
昨年の根岸S(GⅢ)では最内枠からスタートで出負けと何もできずに終わってしまいました。1400m自体はこなせる範囲ですし、本格化した今、しっかり流れに乗ることができれば粘り込みがあっても驚けません。

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『馬券候補はこの5頭!』
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先週のアメリカJCC(GⅡ)も
推奨馬同士の決着に!
【実際に公開した5頭】
④ノースブリッジ (4人気1着)
⑤バビット
⑥ユーバーレーベン(3人気3着)
⑨エヒト (5人気2着)
⑩ガイアフォース
※馬番順
今週の対象レースは
根岸S(GⅢ)・シルクロードS(GⅢ)
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