【クイーンS2022】一口クラブの新規募集＆世代レベルの高さがポイントに！

7月31日(日)にはクイーンS(GⅢ)が行われます。

先週から始まった札幌開催ですが、今年から札幌馬主協会には岡田スタッド、ノルマンディーサラブレッドレーシングなどで知られる岡田牧雄氏が就任。

前会長は社台F代表の吉田照哉氏、常任理事はノーザンFの吉田勝己氏ということを考えても、いかに生産界の大物たちと結びつきの強い開催であるかが分かるかと思います。

このクイーンSは、生産者別の成績をみるとノーザンF生産馬が圧倒しているレース。

今年もテルツェット、ゴルトベルク、ファーストフォリオ、フェアリーポルカ、ホウオウピースフル、ラヴユーライヴ、ルビーカサブランカと、フルゲートの半数となる7頭のノーザンF生産馬が登録しています。

中でも、昨年のこのレースを制したテルツェットについては、当馬の半弟となるラッドルチェンドの2021(父ドゥラメンテ)が、現在シルクレーシングで募集中。

一部では「今年のシルクの一番馬かも」とのウワサも流れている1頭ですが、血統的な期待値の高さを示すためにも、ここは連覇への意欲十分の舞台と見ています。

また、3歳馬ウォーターナビレラの参戦にも要注目。

函館スプリントSで、3歳牝馬◎ナムラクレアから8万8770円的中をお届けしたように、こちらの関係者の間でも、早くから「今年の3歳牝馬はレベルが高い」という話題が挙がっていました。

この時期からの始動となったのも「古馬相手でも十分にやれる」との判断のはずで、武豊騎手が52キロの軽斤量で騎乗することからも、勝負気配の高さを感じさせる1頭です。

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牧場情報のエキスパート

畠山重則

1965年に騎手免許を取得。1979年に調教師免許を取得したため騎手を引退し、1980年に30代半ばで厩舎を開業。2015年に引退を迎えるまで、騎手＆調教師として50年に渡るキャリアを築き上げ、現在も某現役騎手とは連絡を取りあうほど。

調教師時代の主な管理馬であるアイルトンシンボリ（1992年・1993年ステイヤーズS、1994年宝塚記念2着）は、騎手時代から世話になっていたシンボリ牧場の生産馬で、アルコセニョーラ（2007年福島記念、2008年新潟記念）は、実家が営む畠山牧場が生産。

1921年開場のシンボリ牧場や、1947年創業の畠山牧場といった老舗牧場はもちろん、生産関係者とのパイプは太く、2020年に牧場関係者集団・チームスタリオンに加入。生産者サイドの思惑を始め、牧場情報の強化に大きく貢献している。