
【牧場情報】ダート路線の改革がセールに影響を及ぼす!?
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【牧場情報】ダート路線の改革がセールに影響を及ぼす!?
会員の皆様、こんばんは。
本日の競馬HOTLINEは、チームスタリオンの久美が担当します。
今週、3歳戦路線にまつわる“ある改革”が発表されました。
これまで南関東牡馬3冠路線で実施されていた、羽田杯、東京ダービーの両競走を2024年からJpnⅠに格上げ。
今後は中央所属馬も出走できる交流競走となり、羽田盃の1着賞金が3500万円→5000万円に、東京ダービーの1着賞金が5000万円→1億円に増額されることが発表されました。

中央競馬では、3歳限定のダート重賞が6月のユニコーンS、8月のレパードSの2戦しか組まれておらず、GⅠも芝が年間20戦組まれているのに対して、ダートはフェブラリーS、チャンピオンズCの2戦のみという状況。
より賞金が高い番組を求めて、南関東3冠シーズンのみ、一時的に中央から地方へ転出するという裏ワザを使うケースも目立っていました。
そして、現在は日本競馬全体の番組傾向から、芝路線で活躍している血統が優遇されており、ダート向きの血統馬たちは、セールでも価格が上がりづらい傾向にあります。
羽田盃&東京ダービーの格上げは2024年から施行予定で、2021年生まれの3歳世代から該当することになり、セレクトセール前の発表となったのは、馬主サイドがダート路線を重視した落札を行う可能性を考慮したものとも考えられます。
ノーザンF天栄の関係者も「ダート戦線の活躍馬を送り出すことが課題」と常々語っており、社台F代表の吉田照哉氏をしても「日本馬に残された宿題はダート路線」と口にしていたように、この番組変更に伴い、生産者サイドも“ダート向き”の馬たちの生産や育成に力を入れることになりそう。
今後の日本競馬界全体の潮流にも少なからず影響を与えていきそうなだけに、今夏のセール戦線での動向には、大きく注目していきたいと思います。
【土東京5R】GⅠ馬の全兄を超える!?クラシックに向けた注目の逸材が始動!
6月25日(土)東京5R 2歳新馬戦
ブラストウェーブ(牡2)
川田将雅騎手・大竹正博厩舎
※出馬投票の結果、非当選馬となりました。
今週は、育成段階から大きな期待を集めていた2歳新馬ブラストウェーブを大ヤリ馬として挙げたいと思います。
◎○1点目940円&2万5430円的中をお届けした、18年有馬記念の勝ち馬ブラストワンピースの全弟にあたる良血馬。

育成段階から「見た目や走り方がブラストワンピースとそっくり」と高い評価を集めており、500キロを超える兄譲りの雄大な馬体が目立っていました。
美浦に入厩してからも稽古の動きは目立っており、美浦南Wコースの1週前追い切りでは6F80秒3-11秒5の好時計を馬なりの手応えでマーク。
最終追い切りでも4F51秒7-11秒5で先行していた古馬1勝クラスの僚馬に同入を果たしており、迫力満点のフットワークを見せていました。
実は、ある関係者からは、5月の段階から「ブラストワンピース以上」という声まで聞こえていたほど。大型馬で使った方がさらにパフォーマンスが上がりそうですが、抽選さえ突破できれば、初戦から要注目の1頭です。

