【シン極秘・有馬編】誰が考えた!? ファン投票ルールの盲点を狙ったヘデントールの『出走意欲無し』投票が大騒動に
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Mr.X
どうもこんにちは、情報ルートNo.101【Mr.X】です。
このコンテンツ以外にも、ジョッキー情報特捜班やYouTubeなど、様々な場所で活動させてもらってます!
先週末も様々な関係者情報が飛び交いましたが、やはりハイライトとなるのは【チームスタリオン】の皆様も裏で関わっていたという、土日連続の高知競馬情報……もとい強力な馬主情報でしたね!
これらの情報も、ジャパンC当日に行われたという“大物馬主関係者とのとある会合”が最終的な裏付けとなって会心の的中に繋がっています。
先日、当コラム(シン・極秘リポート)ではこの時期恒例の『忘年会情報』の話題をお送りしましたが、やはり一般の競馬ファンはもちろん、新聞記者や競馬メディアの人間では立ち入ることができないような、現場関係者との会合の場では非常に面白い勝負話やウラ事情が聞ける場面も非常に多いんです。
【シン・極秘リポート】この時期恒例!『忘年会』情報が侮れない
https://www.t-tank.net/article.html?cid=102853
まだまだこういった会合が多いシーズンですし、年が明ければ次は『新年会』で非常に盛り上がりますからね。私も引き続き“徹底現場主義”で良い情報をお届けできるよう全力を尽くします。
ちなみに、私個人としては今週土曜日の開催後にひとつ重要なミッションが……。これは私だけではなく、とある主要人物と一緒に会合の場がありますので、ぜひ続報をお楽しみに!
Mr.X
では本編……の前にココでひとつお知らせです。
調教班・富田クンとのYouTubeコンテンツにて、今週は朝日杯FS(G1)に関するshort動画をお送りしております!
今年の朝日杯FSに向けては、特に前哨戦で良い方をしているアノ馬たちをサクッと分析してみました。
今後も様々な形での情報発信をやっていきたいと考えておりますので、こちらもぜひお楽しみください!
誰が考えた!? 有馬記念・ファン投票ルールの盲点を狙ったヘデントールの『出走意欲無し』投票が大騒動に
時は先週末・阪神ジュベナイルF当日(12月14日)のこと……。中央競馬の開催が終わり、香港国際競走に注目が集まっている頃合いだった。
「えっ、なんでこの馬が投票してるんだ?」
関係者が騒然としたとある存在、それが有馬記念の特別登録に名を連ねたヘデントールである。
ヘデントール
今年の天皇賞(春)を制した後、ヨーロッパ遠征が画策されるも故障により頓挫。その後は今年中の復帰を諦め、年明けのアメリカJCCや京都記念当たりでの復帰を模索中……のはずだった。
ところが、競馬サークル内でも大多数の人間が予期していなかったヘデントールの有馬記念への特別登録。この一件が出走馬の行方を大きく左右することになる。
Mr.X
ここで、有馬記念の出走馬決定に関するルールをおさらいしましょう。
ちなみに同じくファン投票が行われる宝塚記念も同様のルールです。
①特別登録した馬の中から、ファン投票の票数順に上位10頭は優先的に出走できる。この10頭は特別登録の時点で決定され、仮に回避となっても11番目以降が繰り上がることはない。
②残りの馬については通常のG1レース同様、出走馬決定賞金が高い順から選ばれる。
通常のレースとは異なり、ファン投票で票数を集めた馬が出走権を得られる可能性があるのが、年に2回のグランプリ。
2018年には障害界の絶対王者という立場から平地競走に活路を求めたオジュウチョウサンが、2勝クラス勝ち直後という立場ながらファン投票3位で有馬記念への出走が実現。
また“小柄すぎる馬体”でアイドルホース的な人気を誇ったメロディーレーンも、このファン投票の恩恵で2021年の宝塚記念・有馬記念と、2022年の宝塚記念への出走が叶っている。
2頭とも結果は振るわなかったものの、その出走が話題性を集めたという観点においては『ファンあっての競馬』がしっかりと盛り上がった一例と言ってもイイだろう。
オジュウチョウサン
メロディーレーン
話を今年の有馬記念へと戻そう。
阪神ジュベナイルFが終わった後、有馬記念に特別登録をした22頭が発表。その中から“ファン投票の票数順に上位10頭”を抜粋すると下記のようになる。
登録馬のファン投票上位10頭+α
レガレイラ(1位、61万2771票)
メイショウタバル(4位、41万5575票)
ジャスティンパレス(6位、37万1556票)
ミュージアムマイル(7位、34万0383票)
ダノンデサイル(8位、33万4627票)
ヘデントール(10位、25万6914票)
ビザンチンドリーム(24位、5万5136票)
タスティエーラ(25位、5万1610票)
シンエンペラー(30位、3万4437票)
アドマイヤテラ(31位、3万3328票)
― ここまででファン投票10頭 ―
ライラック(32位、3万3046票)
敢えて11番目のライラックまで掲載した理由は、言うまでもなくこの馬こそ『ヘデントールの出走登録により、ファン投票上位10頭から弾かれた』存在であるからだ。
ライラック
ライラックは本来、賞金順ならば今回登録した22頭のうち、下から2番目となる21番目の立ち位置。最後に賞金を加算したのは3年前・2022年のエリザベス女王杯(2着)である。
それでも、6歳を迎えた今年も重賞戦線で掲示板を賑わせ、前走のエリザベス女王杯では9番人気ながら3着と好走(シンクタンクでは3連単2万4680円含む完全的中)。
その後、有馬記念を引退レースにする予定と発表されていた。鞍上も前走からコンビを組んだ藤岡佑介騎手が想定されており、奇しくも『引退タッグ』での大一番となる見込みだったのだ。
それもあってかファン投票で実績馬には遠く及ばずとも、コンスタントに中位に名を連ねており、最終的な得票数についても“引退直前ということもあり、ファンの後押しはそれなりにあった”と言える数字である。
そんな状況下で、本来ならばギリギリでファン投票枠での出走が叶いそうな立ち位置だったはずが、急転直下のヘデントール登録によって除外対象に。先ほどの通り、賞金順では最下位(21番目)であるため、最低でも5頭回避しない限りは出走はできないということになる。
Mr.X
ここで問題となるのが『何故ヘデントール陣営が出走登録をしてきたのか』ですよね。
当該馬を所有するキャロットファームは登録直後から「来年からの始動を予定」と表明しており、昨日(12月16日)時点でも外厩・ノーザンファーム天栄で調整中。
競馬には『レースの10日前(新馬は15日前)までにトレセンに在厩していなければならない』という決まりがあるため、28日に行われる有馬記念への出走のためには18日には帰厩している必要がある。けれども、現時点ではその気配は無いのが実情だ。
そしてもうひとつ、ここでポイントとなるのが『ヘデントールの登録によりどの馬が得をするのか』である。先述したファン投票の上位10頭を除いた残りの登録馬を、賞金順に並べてみよう。
出走優先度が高い順に掲載
レガレイラ
メイショウタバル
ジャスティンパレス
ミュージアムマイル
ダノンデサイル
ヘデントール(出走意欲無し?)
ビザンチンドリーム
タスティエーラ
シンエンペラー
アドマイヤテラ
― ここまででファン投票10頭 ―
サンライズジパング(東京大賞典にも登録)
エルトンバローズ
コスモキュランダ
ミステリーウェイ
サンライズアース
シュヴァリエローズ
― ここまででフルゲート16頭 ―
マイネルエンペラー
スティンガーグラス
アラタ
エキサイトバイオ
ライラック
ディマイザキッド
この中ではヘデントールに出走意欲が無く、サンライズジパングが有馬記念と東京大賞典のダブル登録という状況。つまり17番目以降の馬からは最大で2頭が繰り上がる可能性がある。
ここでポイントとなるのが18番目にあたるスティンガーグラスの存在。この馬はヘデントールと同じく木村哲也厩舎の管理馬だ。
つまり、ヘデントールの出走登録によって、スティンガーグラスよりも賞金が少ないながらもファン投票で食い込む可能性があったライラックを除外候補に追いやり、スティンガーグラスの出走可能性を少し高めることに成功した……ということになるのだ。
木村哲也調教師
スティンガーグラス
某厩舎関係者
驚きとか賛否の前に、よくこんなルールの抜け道を思いついたよね。
『JRAのルールの不手際』とも言えなくもないんだけど、そもそもこんな手が使える場面が滅多にないし、この“操作”ができるということ自体はある意味で頭がイイよ。
某厩舎関係者
ファンの心象はともかくとして、自分のお客様である馬主のことを考えるという意味では「凄いことをやってる」と言えるからね。褒めるつもりはないけど……(苦笑)。
某厩舎関係者 そもそも、全部が調教師の責任なのか、ヘデントールとスティンガーグラスに噛んでいるノーザンファーム天栄も関係しているのか。いずれにしても信じられないような判断ではあるよ。
ただし、この行動で各方面に火種が飛んでいることもまた事実。
例えば、出走意欲のないヘデントールの特別登録料は誰が支払うのか。
本来であれば出資会員が“維持費”として支払うことになるはずだが、いくら1人あたりの金額はごくごく少額(※ヘデントールの場合は400口なので、支払額は1/400となる)とはいえ『別の馬に恩恵がある登録料を払わされるとはどういうことか』という心情になることは容易に想像がつく。
某大手一口クラブの会費明細
特別登録料は本来
『維持費』として請求されることが多い
スティンガーグラスについても、これで万が一出走となった場合には少なからず競馬ファンの心象を損なう部分はあるだろう。また今回の事象によって、木村厩舎から同じく出走を予定しているレガレイラが勝った場合、ファン心理から祝う声が小さくなる可能性も否めない。
もっとも、現時点では“スティンガーグラスの馬主サイド”を自称する人物が出走回避を表明しているという話もあり、現場はさらに混乱の真っただ中である。
決して主語を大きくしすぎてはいけないことは念頭に置きつつも、さすがに『現場が荒れても仕方がない』と言わざるを得ない状況だ。
某厩舎関係者
JRAは少なくとも、来年からは『特別登録の時点でファン投票上位10頭を決定する』というルールにはメスを入れる必要がありそう。
某厩舎関係者
けれども、さっきも言ったようにルールの不備というよりは“性善説に則ったルール制定が通用しない時代”と言った方がイイのかも。これは競馬に限った話じゃなくてね。
某厩舎関係者
それにしても、ライラックは浦河町(日高振興局)の馬で、それに立ちはだかったのが大牧場の存在になるとは。
ザ・ロイヤルファミリーがこの秋は話題になったけど、その矢先に“日高に厳しい”有馬記念の舞台裏を見ることになるなんてねえ……。『事実は小説より奇なり』とはいうけど、こんなことが起きるなんて思わないよ(苦笑)。
なお、ライラック陣営にとっても痛恨となる今回の出来事だが、実はファン投票の最終中間発表まではアドマイヤテラとは大きな差があった。
(12月4日発表)
ライラック 32位(2万3241票)
アドマイヤテラ 49位(7775票)
この時点では1万5466票もの差があったのだが、スタート直後に落馬で終わったジャパンC直後からアドマイヤテラ陣営がメディアを通して投票を呼び掛けたことや、カラ馬ながら先頭でゴールしたインパクトも手伝ってか、最終的にはライラックとの票数差をひっくり返す大逆転という結果に。
ライラック陣営からすると“まさか”があまりにも積み重なって出走が絶望的となってしまった今年の有馬記念。同情する声が大きい反面『現状はルールの範疇。ただ、そこで負けた』という点もまた事実なのだ。
かくして、レースの前から数多の関係者の情念が渦巻く今年の有馬記念。
実はココで挙げた馬の中には「正直、デキが良くなくて……」という、間違いなく表沙汰にならないであろう関係者の衝撃情報も飛び込んできており、この先の情報戦もかなり重要になりそうだ。
シンクタンクにとっての超ドル箱G1・有馬記念。この先の行方をぜひ我々と共に見守っていただき、当日の勝負馬券をどうぞ楽しみにお待ちいただきたい。
【土曜中山9R】年明け見据え結果を求める
12月20日(土)中山9R ひいらぎ賞
クレパスキュラー(栗田徹厩舎)
今週末は阪神で朝日杯FSが行われ、来週末には中山でホープフルS。2歳牡馬が目指してきたG1レースが続々と開催される。
そんな中で「順調だったらどっちかのG1に使えていたかもしれないんだけどな……」との声が現場で出ているのがクレパスキュラーである。
何せデビュー戦(8/3札幌5R)では後続に5馬身差をつけてのレコード勝ち。口向きに課題を見せながらも好タイムで駆け抜けただけに、レース直後の時点で関係者の期待はかなり高まっているようであった。
ただ、その後にやや反動が出てしまうことになり、しばらくの間は外厩でじっくりと調整。ようやく帰厩したのが11月とあって、今回はG1レースではなく1勝クラスのひいらぎ賞へと照準を定めてきた。
厩舎関係者
1800mの新馬戦で良い走りを見せたんだから、マイルの朝日杯でも2000mのホープフルでも対応できそうな感触があったぐらい。
2歳の内にG1に使えないのは惜しいけど……使うのが1勝クラスとなれば結果にこだわりたいよね。
オーナー・牧場サイドとしてもここは結果が欲しいところ。このひいらぎ賞にはノーザンファーム生産馬が2頭しか特別登録しておらず、しかもその内1頭はセールを経由して個人オーナーが所有している馬。現在もノーザンファーム傘下にて所有されているのは、このクレパスキュラー一頭と言えるメンバー構成。
「ここを勝てば、来年の番組選びはある程度楽になるだろうからね」と某関係者が評すように、先々を見据えれば見据えるほど、ここでの好結果が求められるところ。休み明けにはなるものの、どのようなレースぶりを見せてくれるかが楽しみな存在だ。




