【シン極秘】鬼ごっこ続きの末路!? 超絶スローペースになった天皇賞・秋が示すモノ
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Mr.X
どうもこんにちは、情報ルートNo.101【Mr.X】です。
このコンテンツ以外にも、ジョッキー情報特捜班やYouTubeなど、様々な場所で活動させてもらってます!
先週末からオーストラリアでのG1、中央競馬、その途中にはアメリカでブリーダーズカップ開催、そして週明けには船橋・門別でJBCシリーズ……。これらが一挙にやってくるのがまさに秋競馬の醍醐味。
もちろん全部のレースで馬券を買うわけではありませんが、根本的に我々は競馬が大好きですから(笑)、競馬関連のビッグイベントが続くのは非常に嬉しいことです。
とはいえ、これらのイベントがすべて終わって迎える今週末の競馬はひと休み……だなんて思っていただいては困るんですよ!
今週末は久々にG1開催が無い週末、そしてその次の週からは有馬記念までひっきりなしでG1が続きますから、競馬サークル内のメディアの方々って『今週は気が入らない』っていうパターンが多いんです。これは実際に何度も聞いてきました。
そういう状況だからこそ、おそらく表に出る話は普段以上に薄いものになっているはず。
そこで、シンクタンクの出番がやってくるというワケですね!
世間の注目度が低くなるタイミングでこそ、魅力的な勝負話がコッソリと手に入れやすいということは、古くからの会員様ならもうご存じだと思います。そして、そういう方々は『今週末こそ本気だ!』とすでにやる気に満ち溢れているはず……そう信じていますよ!
具体的な勝負ネタに関してはサイト内で随時ご紹介されておりますから、このページの他にも色々と見回ってみてください。今週末“にしかない”ような大きな馬券に、アナタもきっと巡り合えるはずです。
Mr.X
ちなみに、先週末も“G1裏”は大きなテーマでした。
17万馬券的中はプレミアム会員様限定公開の裏ネタでしたが、こういったレースをより多くの方にお届けできるように、我々さらに頑張ってまいります!
鬼ごっこ続きの末路!? 超絶スローペースになった天皇賞・秋が示すモノ
先日の【シン・極秘リポート】では“G1で続く武豊騎手との鬼ごっこ”というテーマで関係者視点の情報をお送りした。
【シン・極秘リポート】続く『武豊との鬼ごっこ』……この先はどうなる?
https://www.t-tank.net/article.html?cid=102539
その流れの中で、天皇賞・秋ではやはり武豊騎手騎乗のメイショウタバルが逃げる形に。しかし、ココから先の展開があまりにも珍しい記録を生み出してしまった。
某騎手事情通 時間内に鬼を捕まえるのが鬼ごっこ……という意味では、確かに序盤から鬼を追いかけなければならないというルールは無い。
某騎手事情通 とはいっても、ここまで誰もレース終盤まで追いかけずに、鬼の動きを見守るだけになるとはね……。
ここまでのG1で“逃げる武豊”に惑わされ続けてきたからか、天皇賞・秋も『真っ先に追いかけたら自分が潰れるかもしれない』という心理が番手組に働いてしまったのかもしれない。
その結果、生み出されたのが前半1000mの通過タイムが62.0秒という中距離G1としては異例の超スローペース。そして直線では極限の瞬発力勝負が展開された。
各種時計(タイム)を見てみる
1ハロンごとの時計
12.6-12.3-12.2-12.5-12.4-12.2-11.5-10.9-10.9-11.1
勝ち時計:1:58.6
前半5F(1000m):62.0秒
後半5F:56.6秒
レース上がり4F:44.4秒 - 3F:32.9秒
勝利したマスカレードボール自身が記録した【レース上がり3F:32.3秒】はG1勝ち馬史上最速。昨年の同レースでドウデュースが記録した32.5秒をさらに上回った。
また、4着馬シランケドがマークした【レース上がり3F:31.7秒】はG1レースで記録されたものとしては史上最速。これまでは2019年安田記念でアーモンドアイ(3着)が記録した32.4秒が最速の数字だった。
また、同じく【レース上がり3F:31.7秒】は東京芝コースでの史上最速記録にもなった。それだけ、極限の上がり比べになったことが数字からもよく分かる。
マスカレードボール
某騎手事情通 レースとしてはお世辞にもハイレベルとは言い難いが、“G1に出走するレベルの馬たちが極限の瞬発力勝負をすると、こういう数字が出るんだ”という観点では良いサンプルケースになったとも言える。
某騎手事情通 とはいえ、駆け引きもへったくれもないレース。このようなG1ばかりが付くと興醒めしてしまうファンも多いだろうね。
こういった声が現場はもちろん、競馬ファンの間でも挙がってくるのは仕方のないところ。
ここまでの超スローペースは未勝利戦、あるいは下級条件戦レベルのものであり、実際に天皇賞・秋当日に行われた他の芝2000m戦と比較してみると一目瞭然だ。
37.1秒 天皇賞・秋
37.8秒 同日5R・2歳新馬
37.9秒 同日8R・百日草特別(2歳1勝クラス)
⇒2歳戦とほぼ同レベルの序盤の遅さ
某騎手事情通 メイショウタバルのユタカさん(武豊)はスタート直後のコーナー部分で外から出していくと引っかかるリスクがあるから、出たなりのポジションでもOKと考えていたはず。
某騎手事情通 ところが、他の陣営からすればメイショウタバルに逃げてもらっても特に問題はない。というか“逃げて当たり前の存在”。
某騎手事情通 特に道中で競り合いたくないホウオウビスケッツの鞍上(岩田康誠)からすれば『メイショウが逃げた後ろの番手で収まる』のが一番理想的と考えていたんだろう。
天皇賞・秋の4コーナー
某騎手事情通 それが最悪な方向に噛み合ってしまったというか、ユタカさんとしてはガンガン行く気もないのにハナを奪えてしまったし、岩田からしてみれば「えっ、そんなにペースが遅いままレースが進んでしまう?」という気持ちだっただろう。
かくして、超スローペースのまま、極限の上がり比べとなった今年の天皇賞・秋はレース上がりが32.9秒。
この展開だと、3歳牡馬(マスカレードボール・ミュージアムマイル)が斤量面で2キロ有利という点は如実に働くのは頷けるところだ。
ルメールは流石の騎乗だったが、この結果だけで今年の3歳牡馬がハイレベルと断言するのはちょっと早いかもしれない。
ミュージアムマイル
3歳馬2頭に続く3着に健闘したのが古豪ジャスティンパレス。
8番人気の低評価ながらシンクタンクは◎本命指名、その勝負度合いの高さと“まだ終わっていない”ところを証明するパフォーマンスとなった。
某騎手事情通 直線の進路取りで一番欲しかったところをルメールに取られて仕掛けが遅れたのは痛恨だったけど、それ以外はほぼパーフェクトな走り。ゴール後も勢いがあっただけに悔しい結果だよ。
某騎手事情通 初コンビの団野が調教から手の内に入れて、ゲートを五分に切ってある程度のポジションを確保できた時点で“激アツ”だったんだがな……。
レース前からお伝えしていた通り、この馬は天皇賞・秋⇒ジャパンC⇒有馬記念と秋のG1・3戦をもって引退、種牡馬入りがすでに内定している。
すでに来年からの仕事が決まっている中での秋古馬G1皆勤、残り2戦で大仕事をやってのける可能性はまだ消えていない。
ジャスティンパレス
4着にはド派手な上がり時計で追い込んだシランケド。ただ、この馬に関しては明るい材料ばかりではない。
シンクタンクがこの秋G1シーズンからお送りしている週末コンテンツ【G1スペシャル出馬表(仮)】の直前情報としてもお伝えしたように、実は今回のシランケド陣営には“この天皇賞・秋がメイチ勝負ではない”という風に見える動きがあった。
掲載されなかったであろう
シランケド陣営に関する裏話(抜粋)
表沙汰にはなっていないものの「エリザベス女王杯に使うんだったら、おそらくちょうど良いデキになったんじゃないかな……」と某関係者がポツリ。
今回はまだピークのデキには至っていないようで、あと何本か追い切りを重ねることができれば、更に良い状態で臨めそうだったとのこと。
この内部事情を知る者は鋭く指摘する。
某厩舎関係者 この状態で4着ならば、陣営が当初思い描いていたプランでエリザベス女王杯に進めていれば、勝ち負けのチャンスは大きかったかもしれない。
某厩舎関係者 が、天皇賞・秋のレースから約1時間後に発表されたエリザベス女王杯の特別登録には、シランケドの名前はなかった。
某厩舎関係者
実質上がりだけのレースとはいえ、そこで極限レベルまで脚を使ってしまったから、判断が難しいところはあっても不思議じゃない。体質の弱さが課題だった馬でもある。
あるいは、今回の秋天出走のように『厩舎じゃない別の立場の判断で、ジャパンCや有馬記念といった高額賞金レースを狙うことになった』という可能性もあるだろうな。
そう、シランケド陣営はこの秋から馬主名義が変わっている。このことが今後のレース選択に全く影響していない……とは言えないだろう。
果たして今後の活躍をどの方面に求めるのか、注目が集まるところだ。
シランケド
最後に6着のメイショウタバル。この馬に関してはサークル内外で見解が大きく分かれるところがありそうだ。
某厩舎関係者 宝塚記念では淀みのない流れを演出しての逃げ切り。今回もそれを期待したファンは多かっただろうし、そういう人にとっては残念なレースだっただろう。
某厩舎関係者
だけど、陣営……特に鞍上にとってはかなり収穫の大きいレースだったと思う。
だって、この超スローペースで引っかかることなく逃げられる馬だとは全く思われなかっただろう?
この言葉の通り、今回のメイショウタバルはコントロールが抜群に利き、上がり勝負で見劣ったとはいえ自身の上がり3Fは33.1秒。最後はタスティエーラを再び差し返しての6着とまとめている。
また、他陣営から見れば『次以降はどういう逃げを打ってくるか分からなくなった』という点でも悩ましい存在になることだろう。
某厩舎関係者
元より、この夏に亡くなった先代オーナー(松本好雄氏)の悲願は“有馬記念制覇”。
ともなれば、天皇賞・秋を有益なステップレースとして消化してきたとも言える。目先の結果は出なかったとはいえ、これで暮れは楽しみになったんじゃないか。
なお、武豊騎手は「打率の低いホームランバッターという評価を撤回して、この先はアベレージにも期待したい」とこの先に向けて不気味な言葉を残していたという。
目下、G1シーズンでレースの展開を握り続けている“鬼”が、大一番で逃げ切るために打った布石となるかどうか。異例の超スローペースG1の先に広がる未来が今から楽しみだ。
メイショウタバル
Mr.X
今日は少し趣向を変えて、大レースが終わった後の分析や、情報面の振り返り、そして今後への指針というところにスポットを当ててみました。
それをココでご紹介する価値が高いと思いましたし、また非常に珍しい形のレースになりましたからね。
Mr.X
もちろんG1だけではなく、すべてのレースにおいてシンクタンクは様々な方面からレースの後取材・分析を欠かさず行っています。
豊富な情報ネットワークと、さらに強化を重ねている分析の両面に、今後もぜひご注目ください!
【土曜東京8R】この手戻りはかなり魅力的!
11月8日(土)東京8R 3歳以上2勝クラス
エストゥペンダ(高柳瑞厩舎)
春はフェアリーSとクイーンCで3着、フローラSでも4着と重賞戦線で活躍してきたエストゥペンダ。ただ、この結果では収得賞金の加算ができず、なおかつG1レースへの優先出走権も獲得できない。
更に秋は紫苑Sでも5着止まり。3歳牝馬同士の重賞で幾度となく上位争いを演じてきたにもかかわらず、結局牝馬三冠のレースには一度も出走できずに終わってしまった。
ただ、決して今年出走したレース全てが惜敗だったわけではなく、8/16・中郷特別では2着馬に3馬身、3着馬には8馬身差をつける大楽勝を果たした。
某関係者 あのレースを見ていた人間の中には「これは秋華賞でもイケるんじゃないか!?」と興奮していた人も居たぐらいだからね。とにかくのレースのパフォーマンスはすさまじかった。
当時何が変わったかと言えば、ジョッキーであった。
3歳春は三浦騎手が手綱を執っていたが、中郷特別では戸崎騎手との新コンビを結成。1週前追い切りで騎乗した際には口向きの難しさも実感していたようだが、レースの流れではそんな不安も一切見せずの完勝。
紫苑Sでは先約の関係もあって戸崎騎手から手が離れてしまったものの「あんなレースを見せられてしまったら、本当は継続騎乗にこだわりたいと思うのが当たり前でしょ」と、某関係者は戸崎騎手との相性の良さをかなり意識していたとのこと。
乗り替わりだった紫苑Sでは結果が出なかったが、今回は戸崎騎手との再コンビ。某関係者のトーンが上昇していることは容易に想像ができることだろう。
かねてから厩舎サイドの評価も高く、先々は重賞戦線でも活躍が期待できるほどの好素材。自己条件の2勝クラスで、なおかつ相性のいいジョッキーに手が戻るとなれば、ここは通過点にしたいところだ。




