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【正解は半年後!?】これも乗り替わり戦略? ヘデントールの今後に注目

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【正解は半年後!?】これも乗り替わり戦略? ヘデントールの今後に注目

赤坂 皆様こんばんは。【チームスタリオン】の赤坂です。

昨日の【シン・極秘リポート】では騎手情報に精通する情報ルートMr.X氏が“乗り替わりにも色々ある”という話をされていました。

⇒昨日の記事はコチラから!!

乗り替わりといえば、先週末の天皇賞(春)で勝利したシンクタンクの◎本命馬ヘデントール“乗り替わり”でしたよね。

菊花賞(2着)⇒ダイヤモンドS(1着)と好走に導いた戸崎圭太騎手からダミアン・レーン騎手への乗り替わりとなりました。

元々はクリストフ・ルメール騎手が騎乗予定だったところがアメリカ遠征で乗れなくなり、基本的には戸崎騎手かレーン騎手の2択……というところで、オーナーサイドが強くレーン騎手を希望したという話でしたね。

それに対して管理する木村哲也厩舎サイドは「水曜日の最終追い切りに乗ってくれるなら」という条件でレーン騎手起用の話を受け入れたというのが裏での流れ。

すなわち、追い切りに乗れないようなら戸崎騎手で継続のプランも裏ではあったということが言えます。


我々としては、結果的にこの木村厩舎の判断はかなりのファインプレーだったと思っています。


今年の天皇賞(春)は“勝負どころでの仕掛けをいかに待てるか”がテーマになりましたよね。

ヘデントールに関しては他馬……特に2周目の坂下からスパートをかけたジャスティンパレスに追随することなく、一緒に進出していくのではなく仕掛けを遅らせたことが最後の伸びに繋がったと思います。

そういう動きをテン乗りでも実行できた可能性はもちろんありますけど、事前に調教に跨って感触を掴んでいたのは大きかったと思うんですよね。その意味で『レーンを乗せるなら調教とセットじゃないとダメ』と考えた木村厩舎は英断だったなと思います。

近年、ノーザンFの有力馬を多く預かる厩舎は「調整は外厩、厩舎では餌やりだけ」と揶揄する声があったり、事情を知らない層からの「ノーザンFの言いなりなんじゃないか?」という声もあるようですが、今回の一連の舞台裏を見るだけでも、木村厩舎が特に結果を出している理由が垣間見えるように思います。


さて、ココからが本題です。

ヘデントールにレーン騎手の起用を推し進めたのはノーザンF側だった……という話はご紹介した通りですが、何故そこまでレーン騎手にこだわったのか。

ルメール騎手が乗れなくなった事情があったとはいえ、乗り慣れている戸崎騎手でも(少なくとも戦前は)不足はそう多くないと思える状況でしたから。


そんなことを改めて考えていた矢先、レース後に調教班の富田さんとこんな話になったんです。

調教班・富田 ヘデントール陣営……というよりオーナーサイドがレーン起用にこだわった理由って、この春天だけを見ているワケじゃなさそうですよね。

これ、この先の海外遠征を見据えているように思えてなりません。

ヘデントールが今後使える番組を
考えてみると……?

ヘデントールは昨年秋から菊花賞(2着)⇒ダイヤモンドS(1着)⇒天皇賞(春)(1着)と、3000m超のレースを立て続けに使ってきました。

もちろん他の馬との使い分けの兼ね合いもあるでしょうし、この馬の豊富なスタミナを見込んでのものでもあるでしょう。

そして、今後のローテーションを考えた時に、今年から宝塚記念が前倒しになったことで天皇賞(春)からの間隔が中5週となり、現代競馬の傾向を考えると“無理して使わない”というケースも考えられます。

そうなると、長距離レースを模索することになった場合、必然的に今後は海外レースを視野に入れることになるでしょう。

世界的に有名な長距離レースは色々ありますし、それこそ距離は芝2400mですけど凱旋門賞(G1)だってスタミナを求められる舞台のひとつかもしれません。


他にも、長距離G1の筆頭格といえば、オーストラリアで行われるメルボルンカップ(G1)。毎年11月の第1火曜日に組まれている芝3200m戦です。

日本勢では2006年にデルタブルースアイポッパーが1・2着に。昨年はワーススピードが参戦して2着と健闘しました。

その昨年の1着賞金は4,400,000豪ドル。日本円に換算すると約4億円少々というところです。賞金的にも魅力的な番組ですよね。

そして、もしこのレースに参戦するとなれば、白羽が立つのは現地のジョッキー。ダミアン・レーン騎手はオーストラリアを拠点とする騎手ですから、第一候補に挙がってくるのは必然ではないでしょうか。

もちろん自国でもトップクラスの騎手ですから現地陣営からの依頼も多々あるでしょうが『自分の手でG1を勝った馬』なら優先度も上がりそうじゃないですか?


天下のノーザンF陣営のことですから、ここまで先のことを考えて動いていたとしても、全くもって不思議はありません。正解が分かるのは“だいたい半年後”になりますから、ぜひ皆様もヘデントールの今後を注視していただきたいところです。

そしてこの件に限らず、常日頃から緻密な計算とスケジューリングによって勝ち星を量産しているノーザンFに関する動きは、今後も馬券戦略を組む上では見逃せません。

今後も徹底した取材と分析と共に、ノーザンF情報にもより一層力を入れてまいりますので、どうぞ私たち【チームスタリオン】ならびにシンクタンクがお送りする情報にご注目くださいませ。

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