調教班・富田 こんにちは！調教班の富田です。

今週から東京競馬場では5週連続でG1レースが行われます。

かねてからお伝えしているように、シンクタンクでは昨年この東京での5週連続G1すべてで的中を仕留めているだけに、今年も非常に楽しみですね！

しかし！

その先にも楽しみな開催が待っています。それが、函館＆札幌開催を含む【夏競馬】です！

え？もう夏競馬の話？

と思われる方も少なくないかと思いますが、実はトレセンでは既に夏競馬の話が進んでいるんです。

というのも、トレセンでは『馬房割り』というものが発表されています。

夏競馬では函館や札幌、小倉といった各競馬場に滞在してレースへ臨むことが多いですが、その競馬場内の馬房は事前に厩舎ごとに割り振りをされるんです。

実はこの馬房数は、内々で再調整が可能だったりします。


例えば、

某厩舎関係者 ウチの厩舎は函館開催には使わない！ただ、小倉には大攻勢をかけたい！

と考えている厩舎が居るとしたら、函館競馬場にはこの厩舎の馬房は必要がなくなり、函館の馬房を他の厩舎に譲ることで、小倉の馬房を他厩舎からもらうという動きがあったりもします。プロ野球で言えばトレードですね。

こういった動きをした結果、函館の馬房数がゼロだったり、あるいは小倉の馬房数がなんと20馬房もあったり……という厩舎が出てきているんですよね。

つまるところが、夏競馬に向けた準備は既に各厩舎で進んでいるということ。

まずは目の前のG1シーズンを楽しむのが大事ですが、その後もとにかく楽しみな開催が待っていることも是非覚えておいて下さい！

より具体的な話は
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【今週の追い切りピックアップ①】
厩舎の好走調教パターンに合致する好時計！

今週の調教特注馬①

5月11日（日）京都10R 橘S
スリールミニョン(牝3)
永島まなみ騎手・高橋康之厩舎

5/7(水) 栗東坂路 重 助手
[4F]54.2-38.7-24.7-12.1 馬なり

調教班・富田 永島まなみ騎手が騎乗した1週前追い切りで、坂路の自己ベストを更新する4F51.4秒-12.7秒の好時計をマークしたのがスリールミニョン。

管理する高橋康之厩舎は、体重の軽い永島騎手を乗せて、坂路で速い全体時計をマークする調教での好走が目立っています。

実際、2023年の高松宮記念で調教注目馬として挙げた管理馬トゥラヴェスーラ(13番人気3着)も、このパターンに該当していました！

最終追い切りは終い重点の内容となりましたが、重馬場の栗東坂路で4F54.2秒-12.1秒を馬なりの手応えでマーク。

NHKマイルCを除外となりコチラに回ってくる形となりましたが、OP勝ちを挙げている芝1400mでこそ、坂路で見せた脚力を遺憾なく発揮してくれると見ています！

【今週の追い切りピックアップ②】
歴代でも稀な超抜時計が飛び出した！

今週の調教特注馬②

5月11日（日）新潟11R 谷川岳S
タマモブラックタイ(牡5)
角田大和騎手・角田晃一厩舎

5/7(水) 栗東CW 重 助手
[5F]66.9-50.8-35.9-11.0 馬なり

調教班・富田 そして、今週は近走成績から人気薄での出走が濃厚ですが調教の動きから一変の可能性も十分と見ている穴馬がいます！

それが、Wコースで破格の動きを連発しているタマモブラックタイです！

出走取消となった前走時も、Wコースの最終追い切りで「ラスト1F10.7秒」と抜群の末脚を見せていましたが、この中間はさらに強烈な時計をマークしています！

調教班・富田 1週前追い切りでは6F75.3秒-11.1秒と、この日2位の全体時計に2.6秒もの大差をつける超抜時計。

この「6F75.3秒」は、歴代で見ても稀少なレベルのスーパーラップです！

最終追い切りでも、重馬場のWコースでコースの大外を回りながらラスト1F11.0秒の好時計を馬なりの手応えでマーク。

調教の動きが一変しているだけに、レースでも近走の不振を払拭する走りが期待できそうです。

調教班・富田 またYouTube上では、NHKマイルCの1週前追い切り分析を公開しています！

金曜日18時頃には、NHKマイルCの直前動画を公開予定です。こちらも是非楽しみにお待ち下さい！

重賞メイン特捜部

調教班・富田

デビューから今回に至るまで、調教パターン、調教内容、当時入手した陣営の本音などを網羅。全国各地の情報ルート達と連携を取って蓄積してきた、数字だけに頼らない生きたデータベースを武器としている。

真面目な“調教オタク”だから成せる妥協が一切ない分析力が自慢。