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【新外国人が来日予定】マイケル・ディー騎手、一体何者? 外国人騎手事情を明かします

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【新外国人が来日予定】マイケル・ディー騎手、一体何者? 外国人騎手事情を明かします

Mr.X こんばんは。ルートNo.101、Mr.Xです。

今月から『ジョッキー情報特捜班』としても動きます!!

昨日の【シン・極秘リポート】でもお伝えしたように、新・情報ルートの発足に私も関わっております。

調教班・富田氏とのYouTubeも含めて、私もより一層皆様の馬券にお役に立てるよう、そして皆様の競馬ライフがより楽しく興味深いものになりますよう、粉骨砕身の覚悟で頑張ってまいります!


昨日もお伝えしましたが、『ジョッキー情報』といってもバリエーションは様々で、騎乗馬に対する本音はもちろん、馬選びの舞台裏厩舎・馬主との関係性、さらには騎手を抱えるエージェントの力関係なんてのも我々が得意とする分野のひとつ。

そんな中で、春のG1シーズン本番がもう目の前ということで、ジョッキー情報という観点からすると大事な要素がありますよね?


そう、短期免許で来日する外国人騎手の存在です。


昨年はジョアン・モレイラ騎手が春のG1シーズンのうち2ヶ月間参戦。桜花賞をステレンボッシュで制した他、有力馬への騎乗がコンスタントにありました。

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ジョアン・モレイラ騎手


モレイラ騎手は今年も来日を予定しており、次週・高松宮記念(サトノレーヴ)から参戦となります。その後も大阪杯(ステレンボッシュ)、桜花賞(エンブロイダリー)と有力馬がズラリ。馬券的にも重要なカギを握る人物になりそうです。

ただし、現時点で聞いている話では、モレイラ騎手は約1ヶ月程度の日本滞在という話。短期免許で取得可能な期限は2ヶ月あるのですが()、フルで使い切る予定は今のところは無いようです。

本来、短期免許の取得期間は最大3ヶ月となっているが、日本で初めて短期免許を取得する騎手や、前年に日本で制裁点をもらいすぎた騎手は取得可能期間が減少する。モレイラ騎手は後者のパターンに該当。


モレイラ騎手の短期免許期限が終わり次第、来日する可能性が高いと界隈で言われているのがダミアン・レーン騎手です。

昨年は宝塚記念週とスプリンターズS週のみのスポット参戦でしたが、実はこの背景には『レーン騎手の妻が妊娠しており、10月下旬に出産を控えていたため、長期の出張が憚られた』という事情がありました。

そのため、昨年の段階で「本格的な日本への参戦は2025年の春頃にできれば」という風に話していたんです。本人や家族の事情が許せば……とはなりますが、今年の春は長期滞在の可能性が十分にあるのではないでしょうか。

ダミアン・レーン騎手


そして、この両名とはまた別に、この春から『ニューフェイス』がやってくるという情報を独自に掴みました!

それが、オーストラリアを拠点に活動しているマイケル・ディー騎手

オーストラリア所属のジョッキーといえば、近年ではレーン騎手やレイチェル・キング騎手の存在が日本でも有名になりましたが、新たな存在がやってきます。


年齢は30歳手前ということですから、レーン騎手よりはほんの少し年下という立ち位置。しかしながらすでにG1勝利数は10勝以上で、今年も2月下旬に行なわれた2歳G1を制しています。

オーストラリアのレースはハンデ戦が多いのですが、その中でもディー騎手は比較的体重が軽いようで「どんな馬でも乗れるのが強み」という話です。

また、本人曰く「特定のスタイルにこだわらないのが自分の持ち味」とのことで、自身を“万能型”に位置付けているようですね。来日までに現地のレース映像をしっかりとチェックして、クセや特徴を掴んでおきたいと思います。

余談ですが、自国では“ミック”という愛称で親しまれているようですね。我々も親しくなれば、そう呼ぶことになるかもしれません。


ご存知でしたか?
外国人騎手にも様々な『来日ルート』があるんです

これから調査する大事な要素としては、身元を引き受けてくれる厩舎や、バックアップしてくれる馬主がどの辺りになるかです。

昨年、同じ時期にやってきたタイグ・オシェア騎手(UAE所属)はバックアップに決して恵まれたとは言えない部分もありましたが、約2ヶ月間で6勝と決して好結果とは言えませんでした。まあ、バックアップの有無については“来日序盤で結果を出せるかどうか”が大きいんですがね。


実は、外国人騎手の来日ルートにも色々なパターンがあり、例えばモレイラ騎手やレーン騎手、キング騎手にはアダム・ハリガン氏という同じ通訳が付いていて、ルートとしてはひとくくりにできます。堀宣行厩舎が重用しているのも共通点ですね。

一方で、2010年代終盤に日本でも活躍したオイシン・マーフィー騎手だったり、先述のオシェア騎手に関しては、元海外ジョッキーで日本人のA氏(仮名)がマネージャーを担当しています。つまり、アダム氏とは別ルートということ。

ディー騎手の今回の来日タイミングは、アダム氏がレーン騎手に携わる可能性が高いタイミングと大きく被っているわけですから、可能性としてはA氏サイドの担当であるケースが十分考えられそうですね。

レイチェル・キング騎手と
通訳のアダム氏(奥の男性)

タイグ・オシェア騎手


こういう部分は一般の競馬ファンはもちろん、恐らくスポーツ紙や専門紙のトラックマンですら把握しきれていないと思います。

今回新たに発足したジョッキー特捜班では、こういった騎手界隈の複雑な事情に詳しい精鋭も揃っているのが強みのひとつです。ぜひ、今後お送りする『シンクタンク発のジョッキー関係者情報』にもご注目ください!


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