【栗東鬼調教】今週は〇〇厩舎の勝負気配が強烈!
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どうも、栗東の調教担当・松崎だ。
いよいよ来週はG1・高松宮記念が行われる。以降は大阪杯、桜花賞、皐月賞と4週連続でG1が行われた後、5月は天皇賞(春)を皮切りに7週連続でのG1開催となる。
というのも、今年は安田記念の翌週に宝塚記念が行われる。G1シーズンは連続してビッグレースが行われるのが恒例となっているが、今年から更にG1レースの密度が高まるんだ。
もちろんG1レースも楽しみは大きい。格の高いレースであるのは大前提として、今年は各路線にアーモンドアイやイクイノックスのような絶対的な存在も不在のメンバー構成。配当妙味も十分に見込めるレースが揃っている印象だ。
ただ、今回ここでお伝えしたいのが【G1裏】の魅力である。
どうしても一般マスコミやライトなファン層はG1レースばかりに注目するはず。なぜG1裏が面白いのか?それは以下のような要素が関係している。
ファンの注目度が高いのは言わずもがなG1レースである。そのため、競馬新聞やネットニュースなどのほとんどがG1レースに集中する。
紙面構成に変化が出たり、普段は出ないような最終追い切りの詳報が出たり、そもそもトレセンでは公式記者会見が設定されたり……。マスコミ全体がどうしてもG1中心の動きをせざるを得ない状況となっている。
→自ずとG1裏のレースは取材がおろそかになってしまう!
ファンにとっても、目に触れる情報の多くがG1に関連した話題となる。それだけ情報不足の中で行われるのがG1裏のレースであり、現場で出回っているような話はもちろん、普段であれば新聞などで報じられるような話ですらお蔵入りになってしまう可能性がある。
一般のファンにとって注目されづらいということは、それだけ情報馬に買いが入りづらいということ。
→結果として狙える馬が美味しい馬券で買える可能性も高まる!
G1が行われない競馬場……例えば高松宮記念週であれば中京以外の2場は、G1が行われる中京に上位騎手が集結するため、自ずとラインナップが手薄に。中堅以下の騎手にとって、結果を出しやすい状況に。
G1と同じ競馬場ならば、調教師や馬主など多くの人の目が向く場となる。例えばG1ではない平場戦でもあっても、勝つことによってたくさんの関係者にアピールすることが可能。
→盛り上がる競馬場があるからこそ、アピールの場も増える!
これらはあくまでも一部ではあるものの、なぜ【G1裏】が面白くなりがちか、おわかりいただけたのではないだろうか。
繰り返しとなるが、当然G1レースにも注目している。ただ、だからといってG1裏をおろそかにしてしまっては、絶好の獲りどころを無視してしまっているようなもの。ぜひとも裏にもご注目いただきたい!
【今週のCWコースNo.1】2週連続騎乗は期待の証!?
3月23日(日)阪神1R 3歳未勝利戦
ヒメモモアスク(牝3)
岩田望来騎手・野中賢二厩舎
3/19 栗東CW 重 岩田望
[7F]98.5-81.8-67.0-51.9-36.3-11.1 馬なり
- チェックポイント
- ・未勝利馬離れした切れ味!?
- ・2週連続ジョッキー騎乗は期待の証!
今週のCWコースNo.1は、初出走ながら2週連続でジョッキー騎乗の調教を消化してきたヒメモモアスク。
2月中旬に帰厩すると、ここまで坂路とWコースを併用しながら入念に乗り込まれており、岩田望騎手が騎乗した1週前追い切りでは6F85.6秒-11.0秒と目立つ末脚を披露。
最終追い切りにも岩田望騎手が騎乗し、6F81.8秒-11.1秒と未勝利馬離れしてた動きを見せている。
2週連続でジョッキー騎乗の調教を消化してきたのも、当馬の素質を評価しているからこそ。ここは相手関係にも恵まれた印象で一発目から侮れない1頭だ。
【今週の坂路No.1】芝2戦目で末脚に磨きが掛かって来た!
3月22日(土)阪神11R 若葉S
ローランドバローズ(牡3)
岩田康誠騎手・上村洋行厩舎
3/19 栗東坂路 重 助手
[4F]53.4-39.4-25.5-12.4 馬なり
- チェックポイント
- ・坂路&Wコースで抜群の末脚!
- ・芝2戦目でさらにパフォーマンスUP!
今週は有力馬を多数送り込み、調教の動きからも勝負気配の強さを感じさせる上村洋行厩舎。
その中でも、坂路の最終追い切りで重馬場を物ともせずに末脚を伸ばしていたのがローランドバローズだ。
この中間は坂路とWコースを併用しながら入念に併せ馬を消化。
Wコースの1週前追い切りには岩田康誠騎手が騎乗して6F84.1秒-11.1秒の好時計をマークし日曜日にも3頭併せを消化。坂路の最終追い切りでも4F53.4秒-12.4秒と末脚を伸ばし、手控えることなく負荷の強い調教を消化してきた。
実は、前走はデビューから付きっ切りで騎乗してきた岩田康誠騎手が「フットワークから芝が合いそう」と進言して芝に挑戦した経緯。
今回は陣営も芝への適性を確信した上で、切れ味に磨きをかけてきた印象で、この動きならOPでもさらにパフォーマンスを上げてくる可能性も高いと見ている。