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【アメリカJCC 2025 予想】ダノンデサイル異例の参戦!元調教師が語る「厳寒期のG2に使う理由」

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【アメリカJCC 2025 予想】ダノンデサイル異例の参戦!元調教師が語る「厳寒期のG2に使う理由」

今週のアメリカジョッキークラブカップ(G2、中山芝2200m)は、昨年のダービー馬ダノンデサイル、中山芝2200m重賞を2勝しているレーベンスティール,連覇を目指すチャックネイトなど、例年にも増して豪華メンバーが揃いました。

特にダノンデサイルは有馬記念3着からの続戦。近年は一流馬ほどレース間隔をあけるケースが目立つなかにあって、厳寒期に行われるG2出走は異例と表現しても差し支えないでしょう。

前年のダービー馬がアメリカJCCに参戦した例と言えば、競馬歴の長いファンであれば1999年のスペシャルウィークを思い出される方も多いのではないでしょうか。

牡馬2冠を狙った菊花賞はセイウンスカイの2着。1番人気に支持された前走のジャパンCでは翌年に凱旋門賞で2着に入るエルコンドルパサー、女傑エアグルーヴに次ぐ3着に敗れたとはいえ、3歳の年齢と戦った相手を考慮すれば負けて強しの内容です。

それだけにスペシャルウィークのアメリカJCC参戦は当時でも否定的で、直前には格下の調教パートナーに遅れるなど単勝2.0倍が物語るとおり、世間の評価は実績ほど断然とは言い難い存在でした。

しかし、終わって見ればノーステッキで3馬身差の圧勝。臨戦過程や直近の気配から完調手前の状態だったのは明らかで、改めて競走馬として“格の違い”を見せつけるレースぶりだったのを鮮明に覚えています。

今回のダノンデサイルも主戦の横山典騎手が乗れない(先約のマテンロウレオに騎乗)にも関わらず、あえて厳寒期のG2に使ってきました。その背景には、昨秋の2戦が消化不良に終わったこともあり“勝ち癖”を付けたいのかも知れません。

99年のスペシャルウィークもアメリカJCCを快勝後に本格化。天皇賞を春秋制し前年に涙を呑んだジャパンCを勝利しました。ダノンデサイルもまだ底を見せておらず、どんな競馬を見せてくれるか楽しみです。

アメリカJCCの最終的な結論は、最新の馬場状態や枠順、追い切りなど直前まで情報を精査した上で【シンクタンクメンバーズ】へとご参加頂いた会員様にお届けします!



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