【栗東鬼調教】7か月ぶりを叩いた上積みは十分
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どうも、栗東の調教担当・松崎だ。
今週は、年末のホープフルSを制したクロワデュノールを筆頭に楽しみな3歳馬が今年は控えている斉藤崇厩舎を取り上げる。
3戦目で未勝利戦を勝ったセンツブラッド(斉藤崇・牡)は、R.キング騎手とのコンビで来週の京成杯(1/19・中山)へ向かう。
「きっちり勝ってくれたので放牧へ出してこのレースを目標に調整。荒れた馬場も苦にしませんし、器用さを求められる中山コースにも上手く対応ができると思っています」と斉藤崇調教師。
僚馬でアメリカのBCジュベナイルF9着のアメリカンビキニ(斉藤崇・牝)は、坂井騎手とのコンビで来週の紅梅S(1/18・中京)へ。
「アメリカでの競馬は周りの馬が速くて自分の競馬をさせて貰えませんでした。芝を試してみるので、どんな走りができるか見てみたいですね」と斉藤崇調教師。芝で好走すれば今後の選択肢が広がる重要な一戦となる。
【日経新春杯1週前】来週で態勢は整うと思います
中日新聞杯2着ロードデルレイ(中内田・牡)が、木曜のCWコースで日経新春杯(1/19・中京)の1週前追切りを実施。単走で6F:83.7-67.4-52.4-37.5-23.1-11.4秒をマークした。
「前走後は在厩で順調に来ています。今週、そして来週のひと追いでしっかりと態勢は整うと思いますし、今回は2200mなので道中で折合って運べるかかが鍵になりそうです」と福永助手。
ここ2戦は負けて強しの内容。良績を残している左回りで念願の重賞初制覇を狙う。尚、鞍上は引き続き西村淳騎手。
【栗東鬼調教】では、栗東トレーニングセンターの調教コースの中でも、メインとなる坂路、CWコースのそれぞれから1頭ずつ注目馬をピックアップ。
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と言われるような情報をより多くお届けできるよう、情報収集に努めていくつもりだ。
【今週のCWコースNo.1】7か月ぶりを叩いた上積みは十分
1月13日(祝)中京10R 雅S
スナークラファエロ(騙4)
西村淳也騎手・野中賢二厩舎
1/9 栗東CW 良 西村淳
[6F]83.5-67.8-52.2-37.2-23.3-11.4 馬なり
- チェックポイント
- ・馬なりで楽に好時計
- ・2週続けて加速ラップ
今週のCWコースNo.1は、長期休養明けを使った効果が調教からも窺えるスナークラファエロ。
気性面に課題があるということで、去勢手術を実施して挑んだ前走。通常、去勢後は体が緩みがちで、初戦は様子見という馬も多いが、この馬は体も減らさずに出走し、その点を野中調教師も褒めていた。
レースでは序盤で先手を奪うと、4角先頭から最後は手綱を緩める余裕を見せての圧勝劇。これが去勢放牧明けかというパフォーマンスで、「良くなればもっと上のパフォーマンスが出せる」と評していた師のコメントからまだ伸びしろをありそうだ。
この中間は、強い負荷をかけずとも楽に終いを伸ばせるようになっており、7か月ぶりを叩いた上積みは十分。前走の勝ちっぷりを見ても3勝クラスが壁になることはないだろう。
【今週の坂路No.1】この中間は型通りに良化
1月12日(日)中京6R 2歳未勝利
フェアリーライク(牝3)
秋山稔樹騎手・笹田和秀厩舎
1/9 栗東坂路 良 秋山稔
[4F]52.6-38.2-24.9-12.3 馬なり
- チェックポイント
- ・中4週で入念な乗り込み
- ・初戦同様速い時計は4本
今週の坂路No.1は、実戦を使った上積みが感じ取れるフェアリーライク。
育成牧場との連携で、近年は馬房の回転数が速くなっている分、各厩舎の出走頭数も増加傾向にある。そんな中、他の厩舎に比べるとあまり数を使わない厩舎のひとつが笹田厩舎だ。
数を使わない理由について「馬の体調に合わせながら使うので自然と数は少ないんだろう。無理使いして馬を痛めるのは嫌だからね」と笹田師は語る。
フェアリーライクは、デビュー時に「背腰が緩くてまだ反応が鈍い」と言われていたが、それでも2着に来た好素材。元々、「馬の形はいいので先々は良くなってくる」との話で、この中間は型通りに良化している。